フランス映画が好きだった。
今でも好きだけど、昔ほどの情熱は失せてしまった。
ルュック・ベッソン、ジャン・ジャック・ベネックス、レオス・カラックス。
すべてが輝いていた。
「グラン・ブルー」、「ベティ・ブルー」の青。「汚れた血」の赤。「ポンヌフの恋人」の白。
色彩の魔術がフランス映画にはある。
フィルム・ノアールの3大若手監督たちに一時期、夢中で・・。
でも、ご存知のようにルュック・ベッソンはハリウッドにいって、成功し、大金を得た。予算を気にせず映画が撮れるようになり、彼の作風は変わった。ジャン・レノもしかり。
時代、そして作者の年代で変化は免れない。時代は常にアイコンを欲しがる。
そんな中、うれしいNEWSが飛び込んできた。
ベネックスの「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」のヒロインベアトリス・ダルの新作が発表され、その健在ぶり見せてくれているそうだ。
あのキレタ女性を演じさせたら彼女の右に出る人はいない。
新作は『屋敷女」というホラー映画。ヒロインを執拗に追い詰める謎の女という設定らしい。適役だが、実際の彼女の素顔はインテリかつ人間味のある大人の女性。今回の作品では新人監督で少ない制作費もわかっていた上で、応援したい気持ちでの出演らしいが・・。
初夏あたりに、単館上映になるらしい。
できれば、映画館に足を運びたい。
■ベアトリス・ダル(Béatrice Dalle,1964年12月19日 – )はフランス出身の女優。
モデルをしていたときにジャン=ジャック・ベネックス監督に見出され、「ペティー・ブルー/愛と激情の日々」で精神に異常をきたす主人公を演じて、一躍フランスのセックス・シンボルとなった。出演のきっかけになった彼女のポートレイト写真は、そのままこの映画のポスターに使われている。
麻薬問題や傷害事件などで逮捕歴があり、プライベートは波乱万丈である。彼女はボランティアで刑務所を訪れる活動をし、2005年にはフランスの刑務所に服役中の人物と結婚した。
「ベティ・ブルー」でセザール賞受賞(86) 05年には諏訪敦彦監督による「二十四時間の情事」のリメイク「H Story」にも出演し、話題に。