発表の瞬間、「ああっー」というハルキスト落胆の声がTVの画面から溢れ出していた。
ノーベル文学賞が、こともあろうにボブ・ディランとは。
嫌いじゃないけれど、違和感が拭えないのは私だけではないでしょう。
歌の歌詞が文学と評されること自体はあり得て当然だけれど、ノーベル文学賞となると・・ねえ。
私としては、そうなるとジョン・レノンにもあげたくなるんだけれど。彼の場合は、平和賞かな。
まあ、ボブ・ディラン自体も何度も候補に挙がっていたというから、今年にチャンスがまわってきたということでしょう。
時代の流れとタイミング。
ということは、逆に、いつかハルキストが歓喜の涙で喜び合える日がくることは間違いないと言えるのではないかしら。
思えば、村上春樹・初期三部作から「ノルウェーの森」あたりまでは、夢中で読めたけれど最近は、少しまわりくどく、小難しくなった気がします。初期のころのように、ストレートの直球で、ど真ん中に投げこんで欲しい気がするのですが・・。エッセイやファンとの交流本では、かなり個性的で、ユーモア溢れる方ですので、ノーベル文学賞選考委員の方々に理解していただくには、相当の時間が必要なのだと個人的には思うのです。
ネットで、以下のようなコメントをみつけました。以下引用
「放課後、教室でギターを弾きながら(今回ノーベル文学賞を受賞した)ボブ・ディランの曲を歌っていた村上君を覚えています」と話したのは、同県芦屋市立精道中3年のときに同じクラスだった坂口ひろみさん(68)。同級生らによると、村上さんはディラン氏の初期の代表曲をよく口ずさんでいたという。
ジャズに関する著書もあるなど音楽に造詣が深い村上さんは、小説の中で自身が好む曲をたびたび登場させてきた。ディラン氏についても、長編「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、主人公がディラン氏の曲を聴く場面で結末を迎える。また、もともと現代アメリカ文学の影響が強く、ディラン氏の歌詞も好んでいた。
これを読んで、溜飲を下げました。香櫨園小学校でも、中継車が来ていたそうで。来年は見に行こうかなと。
兎にも角にも、選考委員の方々には好みや感情があり、評価するということは悩み多いことだとお察しします・・。
評価と言えば、先日、西日本ヘアメイクカレッジでの宿題の採点を終え、ようやくポストに投函できました。
いろいろ行事が続き、採点がはかどらずで、生徒の方々、お待たせしました。Aプラス評定をした3枚の答案を載せておきます。
ご本人のご承諾を得ておりませんが、大丈夫でしょう。表面は、こんな感じ。裏面がおもしろい。
この二枚は女子。下のもう一枚は男子。
表面の回答に関しては、正誤がはっきり。
ですが、裏面は判断がむずかしいところ。
ノーベル文学賞選考委員の方々のご苦労には、遠く及びませんが・・。
いつも、お読みいただき感謝しています。