大人やなあ

大阪城ホールにおじさんたちが続々と集う。エリック・クラプトンのコンサートである。

超ラッキーなことに、アリーナ中央、音を調整するPAブースの右隣であった。なんという幸せ。
メンバーは、ギター・オルガンにステーブ・ウインウッド、ドラムにスティーブ・ガット、ベースにウイリー・イークス、クリス・ステイトン(Key)という豪華なメンバー。

左手上段にはちきれんばかりのミニスカートのボディースーツに、身を包んだ女性コーラス2人がまさにブルージィなハリウッド映画を連想させる。16面のスクリーンと圧倒的なライトでも演出も見事。縦横無尽に動き回る女性の瞳の瞳孔がCOOL。

中央に黒のストラットキャスター、アルマーニのシャツにジーンズ、ベスト姿のクラプトン。同じシャツを店にあるごと買い占めるほどスタイルにはこだわる。

「あり、がとうぉ!」を曲の終わり言うだけで、曲紹介もMCも一切なし。それがまたかっこいいのだ。

スティーブ・ウインウッドとの共演だったが、やはり主役のギターはクラプトン。1945年生まれだから66才あたりですが、声がはっているし、ギタープレイは円熟味を増してどっしりと泣いていた。アタッチメントなどほとんど必要なく、アンプの圧倒的な鳴りで勝負のいつものスタイル。7時過ぎから9時半まで2時間近く、息つく間もなく、一気にラストまで。アンコールあたりで立ち出したけれどオーディエンスもまた大人。大人のステージは、まさに圧巻だった。

昨日のセットは以下。残念ながらアンコールでも「レイラ」はなかった。個人的には「ジョージアオンマイマインド」「ワンダフル・トゥナイト」がよかったぁ。

Had to Cry Today
(Blind Faith cover)

Low Down
(J.J. Cale cover)

After Midnight
(J.J. Cale cover)

Presence of the Lord
(Blind Faith cover)

Glad
(Traffic cover)

Well All Right
(Blind Faith cover)

Hoochie Coochie Man
(Muddy Waters cover)

While You See A Chance
Key To The Highway
Midland Maniac
Crossroads
(Robert Johnson cover)

Georgia On My Mind
(Hoagy Carmichael and His Orchestra cover)

Driftin’
That’s No Way to Get Along
(Robert Wilkins cover)

Wonderful Tonight
Can’t Find My Way Home
(Blind Faith cover)

Gimme Some Lovin’
(The Spencer Davis Group cover)

Voodoo Chile
(The Jimi Hendrix Experience cover)

Cocaine
(J.J. Cale cover)

<Encore>
Dear Mr. Fantasy
(Traffic cover)