ふたりのリスベット  スウェーデン版「ミレニアム」VS.フィンチャー版「ドラゴン・タトゥーの女」

いつもは、6時あたりからの始まりのシネマ部の会合を、無理をいって祝日の3時からにしていただいたのです。

 

 

私の担当で「ミレニアム完全版」を、観ていただきたかったからなんですね。全部観てしまうには、7時間余。大丈夫かなあ。でも、おそらく「ドラゴン・・1」を観てしまえば、最後まで観切ってしまう事になるであろうと。現在進行形で、そのとおりになりそうです。先日、ストーリーについては、書かせていただきましたので、登場人物に焦点をあてて書いていきたいと思います。

 

同じ原作で、ちがう監督・出演者であれば、違いが出るのは当然。結論から申さば、どちらの作品にも甲乙つけがたい良さがありますねえ。

 

 

 

 

かたや、映画らしい撮り方ですし、かたやMTV出身の最新技術駆使。オープニングから、そのあたりは如実に表れています。リアル派VS.オシャレ派、原作重視派VS.エンターテイメント派、あるいは、サスペンスに重きを置くのか、胸キュン・ストーリーをお好みなのかで意見が割れるところ。

 

 

http://youtu.be/-2op7h7mTN8 ←画面を再度クリックしてください。比較して、ご覧くださいね。

 

 

女優さんの演技にも、かなりの相違が感じられます。スウェーデン版のノオミ・ラパスは、インタヴューでも、原作への思い入れを語っていて、ぜひともやりたかった役であると。過酷な減量と格闘技・バイクを苦学して、境遇に屈しない女性の強さを存分に演じ切っています。

 

 

ルーニー・マーラーも、「ソーシャル・ネットワーク」のときとはまったく別人。全体に、知的でクールなんですが、ちょっとしたシーンに垣間見せる女心がいいんです。彼女は、アメリカの大富豪の家系。NFLのチームのオーナーを父親にもつあたりからも、女優魂を感じます。個人的には、ルーニー・マーラーに、やや軍配が上がるかな。ハリウッド版のほうが、恋愛モノとしても観れますし、オシャレでモダンで万人受けするように製作されています。

 

 

 

男優も、ダニエル・グレイグがカッコイイんですよね。007のときとはちがい普通のおじさんなんですが、渋い。女性は、おそらくフィンチャー版の方が好きでしょうね。俳優人のコスチューム、建築物、クルマ、ハリウッドならではの解釈で、原作からやや離れて、お洒落でエンターテイメント寄りの仕上がり。映画らしい重厚な映画がお好きなら、スウェーデン版になるかな。

 

 

 

なにはともあれ、両方をご覧になる事をオススメしたいです。ハリウッド版だけをご覧のかたは、ナチ、後見人、生い立ちの伏線が、はられて次回作に期待が高まるところ。スウェーデン版は、すでに完結しています。原作を読まれ、スウェーデン版、フィンチャー版(2・3はまだです)が王道かと。

 

サスペンス好きの方、まちがいなく夢中になれますよ。

 

 

 

さて、シネマ部では、時間がきてミレニアムの2までしか鑑賞できませんでした。 今回は、内田家の慣わし通り、みなさんの1品持ち寄りで、バラティにとんだ夕食になりました。F井さまの手作りサラダ(フレシュイタリアン・マカロニ)、I上さまからは住吉の中華(春巻き、蒸し鶏、イカの和え物)、F田さまから、竹園のビフカツとコロッケ、Mさまからは百貨店の名物イカ焼き、合気会のT辺さまから、手作りの黒豆と干し柿の煮物、各種パン、大福餅、ワイン数種など盛りだくさん。映画のお話も、喧々囂々、たいへん盛り上がりました。

 

 

 

 

みなさま、楽しい時間をありがとうございました。おつかれさまでした。

 

 

 

 

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