この一年で、地元苦楽園ではパン屋戦争が勃発している。
私の行きつけのパン屋さんは、「ケーズベック」であった。毎週、月曜日には、必ずカレーパンとハードトーストを求めてクルマを走らせたものだ。
ところが、ビゴが昔あった場所の近くに、「La Baguette de Paris YOSHIKAWA」
がオープンした。かなり高級なイメージのパン屋さん。パリで認められたというバッケットはなかなか歯ごたえがある。
しか〜し、最近ではその行先は「Boulange Yamauchi」にかわってしまった。
芦屋のピュールピュールさんでも、お使いのようである。
ここのパンは、米粉がつかわれているのだろうか、モチモチとすごく弾力がある。たとえるなら宝塚のパンネルのパンに近い。なんせ、歯ごたえが独特である。特にはまっているのが、「イチジクのデニッシュ」
断面図からおわかりだろうか。このパイ生地中央に、煮詰めて、煮詰めて、煮詰めぬいて作られたに違いないイチジクの濃厚ジャムペースト。プチプチとした種が舌の上で弾ける。そして、自然の果実の糖の甘みがどっしりとした旨みと風味を伝えてくる。おいちいぃーと叫びたくなる、手間暇のかかった逸品。
ほかにも、香ばしいキャラメルクリームパン。これもうまい。カマンベールと生ハムのサンドイッチなども、かなり手がこんでいる。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひぜひお試しください。
最後に控えし一年生は、番匠(ばんしょう)君だ。
彼は、美容学校に通っていたときに、地元の三田で、うちとは違う美容室でバイトをしていたそうだ。紹介も最後だが、採用も最終11月頃に決まったのです。もう一人、最終まで残っていた男の子がいたが、番匠君に決めた。温かい面もあり、おとぼけながら、頭の回転も速い。なかなか、おもしろい不思議な面をもった男の子。これからの彼に期待しよう。