遅れてきた青年

6度目か、いや7度目になるか。濱田ことハマーのスタイリスト昇格試験を三田にて。

 

 

 

ハマーは、オマツこと松尾さんと同期で九州鹿児島の出身。実家から出て、美容学校を含め、すでに7年ほど一人暮らしを続けている計算になる。家からヌクヌクと優しいお母ちゃんに起こされて、愛情いっぱい弁当を携えて、ノソノソ出てくるやつとは腹の座りが違う?ちがうはずだ!

シャイでメガネを通して優しい瞳の奥に九州男児のプライドが見え隠れする。それゆえか、声が小さい。腹から発声できていないだなー。聞こえなければ、伝えていないと同じこと。本人も気づいてはいるけれど。

 

 


右はモデルさん

 

そんなハマーが、同期から遅れて1年。ついに、ついに、ようやくスタイリストになった。毎回の試験の際に、改善点を伝えるがここ数回、ようやく素直に聞き入れてくれるようになった成果かな。正直、素直にうれしい。ゴールではないよ。ようやく始まるのだ。

  

 

 

スタートラインに立ったハマー。まだまだ伸び代はある。勉強を続けるのだ。忘れるな。
寝ているウサギを、起こしてやれるカメであれ。

 

遅れてきた青年よ。

男になれよ。そして、田舎で待たれているご両親に、たくさんの方に支持されるスタイリストとして錦を飾るのだ。