夜明け前。
オレンジ色のレヴカウンターの横、外気の野温度は24C。
路面の温度はそれよりもやや低い。ようやくタイヤが路面にとけだした。。
ムラサキに罫線が染まるころ、昼間の照りつける太陽ははるかに遠い。
右足のつま先に1度、軽くアオリを入れてから、一気に床まで踏み込む。視界はみるみる狭まり、バリトンの低い唸りが、甲高い雄たけびにかわり、ソプラノの悲鳴へと。レヴの針は、コンサートマスターの指揮棒のごとくに上下動を繰り返し、握る指先はハンドルに吸い付き、呼吸は、はるか後方で停まったまま。
切り取った視界は、にじむ線に、
そして、点に変わる。
ガソリン文化にも翳りがみえ、スピードを競う生き方にも疑問を感じる昨今。
人類は新たなエネルギーを見出し、欲望の手を緩めようとはしないようだ。
バイオディーゼルのバイクが時速210kmの新記録を出した。
もちろん燃料は石油を使っていません。BMW R1150RTをベースにBWW 3シリーズ 2liter ディーゼルエンジンを組み込んだマシン。
かっこいいです!
世界記録樹立から、テスト、ドキュメンタリーのムービーがあり。以下にアクセス!
http://s62.photobucket.com/albums/h87/thecrucible/Bonneville/Bonneville%20Video/?action=view¤t=BUB07-DieMoto-WebVideo.flv
http://jp.youtube.com/watch?v=5rLymowVSQU
http://jp.youtube.com/watch?v=-Z8BKF5ehKQ