久しぶりの顔を見た。九州に転勤になったシャンプーメーカーのK口くんが芦屋の店に四年ぶりに来てくれたのだ。博多通りもんを土産に持って。レストランでぴっざと飲み物を。あまり感心しない接客。これでは、リピートは難しい。
メガネの奥に潜むつぶらな目は、様々なサロンをみてきた。どこに行こうかと悩んだが、土産ものには土産もので対抗すべく白鹿クラッシックのカフェでお茶を飲み、話をした。話のあとに、酒粕やらタコの燻製やら土産を持って帰ってもらう。
業界は厳しい。九州に10店舗展開のシャンプーBの裏話。超激戦区、福岡天神のサロン出店ラッシュの実際。
全国的展開のエアーの新店舗、ビルワンフロアで百坪近く。坪単価二万以上はする場所で、1日の客数15名とか。山口県から鳴り物入りでオープンしたサ○。苦戦中らしい。いまどき、格好良い店を作れば、お客様が入る時代は終わった。接客や技術のトータル。最終的に一人一人のスタッフの質が問われる時代。ゆえに、おそろしい。
入りのスムーズさ、中身の濃さ、後味の爽やかさとを全て兼ね備えて初めて心に届く。
これからのサロン経営難に対する答えのヒントをいくつかいただいた。
K口くん、また逢おう。それまでお元気で。