「のだめカンタービレ最終楽章」に思うこと

以前にも、「のだめ」 については書かせていただいたんですが、昨夜、「のだめカンタービレ最終楽章前編」を映画館で見て、また書きたくなりました。

やはり面白い。

その魅力はどこにあるのだろう?!
私なりに考察してみたわけです。あくまで私なりにですよ。(途中、ネタバレに近い表現が出るやも知れませんご注意を)

たしかに、原作の絵のタッチはコミカルで、ストーリー展開も速く、読みやすい。登場人物たちの性格やキャラの設定が巧妙で、親近感と隔絶感(クラッシックの音楽理論や曲紹介、作曲家やその歴史など)をうまく使い分けているなと感じます。

クラッシック音楽というかなり一般の世界とは隔絶された世界に生きる若者たちが、それぞれの夢に向かい成長する過程が若者を問わず感動を生む原因でしょうか?生活には一切困らず、海外で留学ができてしまう選らばれし若者たちの絵空事、所詮アニメーションかと思いもしますが、確かにとっつきにくい世界に、風穴を開けた功績は大きいと思います。原作が3200万部も売れ、映画化されヒットした原因はどこに?

今流行の草食系主人公の千秋は「のだめ」のどこに魅力を感じて彼女に惚れたのか。そのあたりに秘密が隠されているような。サラブレッド育ちの自分とは、生まれ持った環境がまったく違う九州の田舎出身の女性の存在に惹かれたのか。自身の知っている異性としても女性とはまったく持って違うのだめという女のこの性格。初対面の二人は、お互いを異物と感じるほどに敵対しあいます。

しかし、徐々にいろいろなエピソードを経ながら惹かれあっていく。単に千秋はのだめの外面的美貌やスタイルのよさに惹かれたのでない。互いにその才能と性格に魅力を感じたということになりそうです。つまり、芸術、音楽を媒体とした師匠と弟子の関係。愛する人と同じ位置、ステージにたち、たくさんの人々に感動を与えられる存在になりたいという純粋さが、感動を呼びます。劇中の「のだめ」をみていると、その一生懸命さやけなげさにだんだん引き込まれ、千秋と同じようにのだめ、いや上野樹里に惚れていくんですね。

テレビと映画に関していえば、キャスティングのうまさ、上野樹里自身の魅力がたいへんウエイトが大きいように思います。感情移入しやすいストーリーや役者の存在が、作品の鍵であることは今も昔も変わりませんが、たんなる男前や美人というだけでは大ヒットにつながらない厳しい今の時代。上野さんにはユニークで独特のやわらかい魅力がある。地デジなどのデジタル技術の進歩とともに、毛穴レベルですべてが映りこんでしまうがゆえにより。

竹中さんやウエンツ君、ベッキーさん、なだぎさんなどかなり忠実に、原作どおりの役作り。かなりのこだわりで前後編にわけての公開など、うまく考えてありますよね。個人的には福士くんが好きだな。凛とした爽やかな雰囲気がいい。

今夜あたり、全国の映画館でたくさんの恋人たちが「のだめ」をご覧になることでしょう。惚れさせる健気さを上野さんからしっかり学び、素敵な聖夜を迎えていただきたいものです。

間違いなく、来年から音楽大学を目指す若者がまた増えるんじゃないかな。(笑)

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