うれしくて、辛い悩み

このところ水面下で、芦屋サロンの設計が進んでいます。5社(最終的に6社)のデザイン事務所にお願いをして、コンペの形を採らせていただきました。

芦屋という土地柄、高いレベルの接客を経験されておいででしょうし、ものの考え方をしっかりと持った方がたくさんおいでなので、コンセプトをしっかり掲げ、ステイショナリーから、インテリア、音楽のチョイス、いままで以上に接客にもこだわりがないと通用しない場所であることはまちがいないわけです。

サロンのハードの面もかなりのウエイトを占めると思います。各社、趣向をこらし、かなりこだわって引いていただいたと思います。その中から、3社に絞り、悩んで悩み抜いて決めました。

天井にスワロフスキーのガラスのシャンデリアを吊るしたようなフランスのロココ現代版、白木を使いルーバーでアアルトの花瓶の曲線を壁面に作り、鏡を配置し、ハンス・ウエッグナーの椅子が似合いそうな、爽やかな北欧調、グッとシックな緑やアイボリーに黒、エンジにオレンジを混ぜたグレーのグラデーションで室内をまとめ、デンマークやフィンランドの劇場やホテル、図書館などを意識した北欧モダン。

そうこうしていましたら、美容の店舗設計の大御所Iデザイン様もぜひコンペに参加したいと、遅れて参入。イタリアンモダンで黒とピカッとした陶磁器の白でまとめたフィリップ・スタルクの家具が似合う空間を提案していただきました。みなさんなら、どれを選ばれますか?

たいへん幸せな悩みではあります。どれもすばらしい。しかし、予算もあるし、これから末永く愛され続けるサロンにしなければなりませんから。

かっこよさ、豪華さ、色気よりも合理的で品があり、暖かさもあるシックな北欧モダンに決めました。爽やかな白木ベースの北欧か、シック・モダンかで最後まで悩みましたが、白木の北欧は最近よく見かけるようになったので、後者に軍配が上がりました。

これから、ディテールの打ち合わせが始まります。細部が決まれば、いよいよ施工が始まります。時間がない・・。

■芦屋 Au Bricoleur (オ・ブリコルール)

TEL 0797 35 1121

http://www.aubricoleur.jp

芦屋市大桝町2−12 クオリア三正1F

■ ANTENNE SUR VOGUE (アントゥンシュールヴォーグ)

TEL 0797 71 7747 (宝塚南口)
   0797 80 0030 (山本)
   079 559 0500 (北神戸 三田)