まさに神業   Little Boat (O Barquinho) – Victor Martinez

早朝から、テレビで石川遼くんのアメリカでの全米オープン・トーナメントの様子を見る。



世界の強豪と肩を並べて、あの若さで頑張っている姿を見ると勇気が出ます。しかし、ダブルボギースタート。でも、まだまだ初日。最後まで、攻めの姿勢を崩さずチャレンジしてもらいたいものです。

なんとか次の着地点へと努力を積み重ねて、ひとは高みを目指す。自分の限界を突破しようともがく。



自身と比較検証して、このレベルにはとうてい到達できないかなというものをみせられるとすぐに凹むのは、私も同様。

ギターを弾いていますと、世界は広く、恐ろしい使い手がいるなと「ううっ」と声を押し殺して、ただただ指の動きを追ってしまいます。



 

Little Boat (O Barquinho) – Victor Martinez

 


上半身をほとんど動かさず、平然と指を動かす。右手は、これ以上ないほどの速度でピッキング。左手は、縦横無尽に指板の上を、時計の針が時刻を指すごとくに、的確に滑り、ドライブする。ミストーンはもちろんのこと、ビビリさえ聞こえない。


ビクター・マルチネスはチリのサンティアゴ出身。1970年代にオーストラリアへ渡り、現在は 長男アンドロ、次男ダウノと共に “Martinez Trio”として、活動しているようです。

私も、足元に及ぶどころか、背中が見えるようになれればよいかなと。


周回遅れだけは、なんとしても避けたい。