GREENLANDとフランク菜ッパへの旅 2

その後、学生のころに戻ったかのように街をうろうろ。「俺たちの旅」状態。

ここで一旦、室井くんと別れる。

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旅館にチェックイン後、露天風呂で汗を流してから、再び集合。

室井くんと合流して、蟹尽くし宴会スタート。

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思い出話と近況報告で、話しは続くものの、ハサミと蟹用のヘラを駆使してのカニ尽くし宴会が始まると、全員、言葉少なになる。

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松葉蟹など珍しくもないはずの室井くんまでもが・・。

たくさん話をしたけれど、そのなかでも、いまは、森久エンジニアリングの社長で、バイオカイトや植物工場のシステムで特許を、幾つも持っている森くんのエピソードが素敵でした。

彼が大学生のころ、アメリカのサンフランシスコへ留学に。向学のため、そこからさらに、ひとりでLAへ旅行へ。
たった一人きりでの異国の地。ところが、学生で十分なお金もなく、安いホテルで黒人とのトラブルに巻き込まれ、不安になり、精神的に落ち込んで途方に暮れていたそうだ。

そのとき偶然、ホテルでひとりの日本人に、出会う。それも、よく知った人物だった。

 

 

それが、室井くん。まさに、地獄に仏とはこのことだ。

 

 

室井くんは、そのとき、いまの奥さんと一緒に、LAに住んでいたそうだ。家に呼んでくれ、ご飯をご馳走になり、親切にもてなしてくれた。

 

 

どれほど、心強かっただろう。その甲斐あって、森くんはなんとか旅を続けることができたと・・。

あの人種のるつぼの異国の地で、たまたま、友に出会うなんて。何十万分の一の確立だろうか。

 

神様は、粋な計らいをするものだ。

カニをそれぞれ、一匹たいらげ、続いてカニの天ぷら、カニすき、茶わん蒸しを食べ、焼きガニを追加注文。

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お腹いっぱいのはずだが、同行のM田くんが、ラーメンを食べたいと言い出した。この日、夕刻から激しい雪。夜道、寒風と雪のなか、商店街のラーメン屋へ。私とT村くんは、とても食べれず餃子を数個。

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M田くんと森くんは、ぺろりとラーメンをたいらげた。M田くんは、すごい。ずっとビールと日本酒を飲み続けていたのに・・恐るべしの胃袋だ。

そのあと、ロビーで外国人の夫婦に絡む・・いや、出会う。

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まあ、こんな馬鹿なことができるのも、同級生同士だから・・。

こうして、1日目は過ぎていった。

2日目は、室井くんの案内で旧市街地から敦賀へまわり、海鮮丼を食べに行った。

この模様とGREENLANDの話は明日。