神々の住む島へ 5

 

そういえば、何度か来ているバリで、静かに夕日が沈む黄昏をみていない。

 

 

三日目に、クロボカンからの帰り道、スミニャックあたりの砂浜のCAFEで、お茶をした。海岸線に沿ってビーチと平行に走る道沿いにクルマを停めて、サーフィンに興じる若者を遠目に観ながら、若き日々に思いをはせる。不思議と潮の香りがしない。海はすぐそこにあるというのに。

西洋人がやたらと目につく。道端で、焼いたトウキビを露店で買って、食べていたりする。

 

 

南の島では、毎日が、お祭りなのだ。

 

 

 

 

カフェには、若くて、恵まれた容姿のグループが2組もいたりする。ジンジャー・アイスティーを飲むのも忘れて、その光り輝くような若さに、しばし、見とれてしまう。あちらは、東洋人のおじさんなど目にも入っていないであろう。金髪で、美しく、若い彼女たちの頭の中では、何がその中心を占めているのか。赤道直下のアジアのビーチで、何を思い、どんな異性のことを考えるのか。ここにも、需要と供給の微妙なバランスが、はっきりと存在するのだ。

 

 

人間とは不思議な生き物だ。人種や貧富の差にたがわず、自分の所属するコミュニティを基準とし、比較対照して、その中での幸せを見つけて生きる。どんな境遇、いかなる立場に置かれようとも、それなりに悩みをかかえて、苦しみ、歓びを共有しながら、最後の日まで生を全うする。

 

 

なにはともあれ、やれることを精一杯、やりきって人生を楽しむしかない。旅の終わりにそんなことを考えつつ、帰国したその日にある同窓会を楽しみにしている。

 

そう。懐かしいあのコミュニティに再び帰るのだ。

 

 

 

 

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