6月1日、第4回目。
今回の山は、鳥取県にある『三徳山(みとくさん)』。
開山は慶雲3年(706年)。
役行者が修験道の行場として開いたとされ、
「投入堂(なげいれどう)」の通称で知られる奥院の建物は、
垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で、
国宝に指定されています。
私達は登山も兼ねて、この国宝を見に行ってきました!
ここで、投入堂に伝わる昔話を・・・
昔々、役小角という修行僧がおったそうな。
その役小角は山の麓でお堂を作り、蔵王権現を祀り、そして役小角は
蔵王殿の前で座禅を組み、お経を唱え始めました。
そして、お堂に触れたと思った瞬間、
なんと大きなお堂を持ち上げてしまったのです。
「えいっ」という掛け声と共に、お堂を放り投げました。
すると、お堂は山の上の洞穴へぴたりと収まりました。
その後、誰ともなく人々が「投入堂」と呼ぶようになっていったそうです。
これが、1300年経った今でも伝えられているお話です。
では、皆さんにも神秘的な世界をおすそわけです!
まずはここからスタート。受付にて入山料を支払い、
守り続けられた自然や重要文化財を傷つけないかの服装、靴のチェックが入ります。
「金剛蔵王大権現」。今は状態を維持するため、入山手前にある
三沸寺本堂に大切に祀られています。
これは山の途中にある国の重要文化財「文殊堂」。
ここから見える景色は最高でした!
こんな山の上に、こんな大きくて重い鐘を現代の技術なくして、
どうやって運んだのでしょうか?
国宝「投入堂(奥の院)」。
1300年経った今でも、どうやって建てられたのか解明されていないそうです。
今回の登山は、登山としては物足りないですが、感動の連続でした!
この町では、今、この投入堂を世界遺産にするべく活動が行われています。
皆さんにもぜひ、自らの足で見に行っていただきたいです!!
ではまた、Per5で・・・