クリエイト Week Vo2’加茂克也展’

加茂克也 KATSUYA KAMO

1988年、モッズ・ヘア所属。1990〜1992年、渡仏。帰国後、ファッション雑誌を中心に広告やショーなど幅広く活躍。1996年からJUNYA WATANABE COMME des GARCONS、1997年からUNDERCOVERのパリコレクションを現在も手掛けている。2003年、毎日ファッション大賞グランプリを受賞。2005年からは活動の場を海外に広げ、VOGUE ITALIA、VOGUE PARIS、THE NEW YORK TIMES MAGAZINE、DAZED&CONFUSEDなどの一流モード誌やWallpaper* Magazineなどのアート誌でも活躍。2008年以降はFENDIのミラノコレクション、CHANELのオートクチュールショーやFENDI、CHANEL、KENZOなどのキャンペーンビジュアルを手掛ける。現在も東京、ニューヨーク、パリを中心にグローバルに活動。

概要

彼が創出するヘアデザインの特徴。それは、これまでのヘアメイクの概念にとらわれない「常軌を逸した美しさ」にあります。彼のクリエイションの起点には、卓越した技術より先に、イマジネーションの世界が常に広がっています。デザイナーやクリエーターの思考、時代の空気を巧みに取り込み、独自の解釈でその時々のイメージを具現化。脳の形をアクリルヘアで表現したウィッグや、鮮やかな鳥の羽や昆虫の標本を使ったヘア&メイク、ときにはモデルの顔を布で完全に覆ってしまう作品など、ヘアメイクの常道からは発想することのできないような技法、素材を駆使しながら、それまで目にしたことのない驚き溢れるフォルムを創出するのです。また、昆虫や脳など、およそグロテスクになりがちな素材やハードなモティーフを使いながらも、やはり美しさを感じてしまう――そんな凄みが彼の作品には備わっているのです。

 

僕が始めて知ったのは、プロフェッショナル仕事の流儀でした。

その時は凄い衝撃をうけましたね。

それからは、加茂さんのとりこになりました。

ぜひ、皆さん刺激をみてくださいね。

佐竹