惑星よりも、流星

御影住吉、朝稽古。

 

 

久方ぶりにフロントグラス越し、前が霜でみえない。

三寒四温のリフレインは、まだ続くのだろう。

 

両手どりの技の展開。

足捌きなど、ちょっとした変化に対応できない自分が歯がゆい。審査も近いというのに・・。

帰り道、頭で習ったことを反芻してみる。何回、頭で繰り返せるかに尽きるなあ。

 

 

 

月の始めの火曜日は、全員集合しての勉強会。

午前中は、アシスタントの試験とわたしの話。午後から大川先生にお越しいただき、コーチングの講習。

スタイリスト対象に、これから3回にわたって、「リーダーの資質」を養うための講習をしてただくのです。

 

 

 

 

 

初回の今日、「自分自身をひと言で表すと、どうなる?」という質問から。ひとりひとりから「お洒落一筋」とか、「おっちょこちょい」だとか、「まっすぐ」だとかの答えが続く。ちなみに、私は「せっかちなドリーマー」。

 

 

 

その後、オバマ大統領とか、サッカーの本田とか、スキージャンプの葛西とか、自分が理想とするリーダー像をイメージさせ、そのリーダー像を富士山に例えると「何合目まで来ているか?」という質問が続きます。

 

 

 

 

順にグループのメンバーを入れ替えながら、制限時間をきめてディスカッション。質問と話し合いと振り返りを繰り返す。

 

「リーダーとはこういうものだよ」とか「リーダーになるために、こうしなさい」とかの教えや命令や強制などは一切なく、自分自身を明確化しながら、自分自身の存在理由、自分がなにを目指すべきかを、自分自身の頭で考え、自ら悟らせていく。

 

 

この手法には、毎回驚かされます。

 

自ら学ぶ形になっていく。勉強が嫌いで、この道に入ったはずの若者たちが、自ら・・すごい。

 

 

 

 

「技術の追求に終わりはない」とは、よくいわれます。

 

「人生という旅」に求められているのは、正しく生きることでも、すべてを知っているふりをすることでもないと思う・・・それは学ぶこと、どんな時も成長し続けることに他ならない。

惰性で生きたり、本心を偽ったりすることはしないで、「人生という名の冒険」を、現状維持でなく、学習と成長に捧げるべきなのです。

 

 

最後に、作家のジャック・ロンドンの言葉を・・

 

わたしは塵であるよりも、灰でありたい。内側からじわじわ腐っていくよりも、燃え盛る炎のなかで燃え尽きたい。死んだように動かず、ただ永遠を生きる惑星であるよりも、すべての原子を眩しいほどに輝かせながら消えていく流星でありたい。人間のあるべき姿とは、ただ存在することではない。生きることだ。ただ長く存在するためだけに毎日を無駄に過ごしてもよいものか。わたしは自分に与えられた時間を“活かす”べきではないのか?

 

 

大川先生、ありがとうございました!