ああ、それなのにそれなのに

虫の知らせとは誰が言い出したのだろう?!

出だしから、予感はしていたのだ。

 

 

阪神西宮駅前の関西空港行きリムジンのバス停についた途端、係りのおじさんが「満員で乗れないよ!と。

同じく、どうしようと立ち往生していた見ず知らずのお兄さん(仕事でパリへ向かう途中)と「阪神尼崎駅前のリムジン、何とか間に合うかも」という係りのおじさんの言葉にのり、再度タクシーで飛ばす、飛ばす。「そこの角を曲がって、高架下走って!」運転手さんに無理難題。

映画のように、尼崎に着いた瞬間、リムジンバスの後姿が見えた。
「なんとか間に合った!」

喜ぶのもつかの間、朝9:00の集合時間に7分遅れで関空到着。
学生の卒業旅行のあおりか、超満員。あんなに混んでる関空ははじめて見た。

次の波は、マレーシアはクアランルンプールでやってきた。

建築家の黒川紀章さんの作品という空港がすばらしい建物。
森が壁面のガラスから見れる。かっこいい!
見とれていると、スタッフのひとりが「航空チケットがない!トランクに入れてしまいました」と言い出した。トランジットするので、国内線のチケットを機内持ち込みにしないといけなかったのだ。しかし、彼女のバゲッジはすでにコナキタバル行きの飛行機の中である。困った!

仕方がないので、みんなを国内線の搭乗口へ向かわせて、その子とマレーシア航空のデスクに掛け合いに向かう。

つたない英語で、事情を説明。

しかし、シャネルズに似た係りのお兄さんは「次の9時の便があるよと」と冷ややかに返してきた!

「We are 36persons gruop.So all peaple ‘d like to go together!Please!」
「こっちは36名のグループで来ているから、なんとかして!」と再度食い下がる。最後は、哀願である。
待つこと15分。そろそろ、アメリカーナと化して切れようか、キレようかと思っていたら、ターバンをした女性(イスラム今日の国なので)のお偉いさんが登場。
なんとかチケットを再発行してくれた。
これはうちの社員旅行でも、5本の指に入る逆黄金伝説だよ。

まあ、こんな感じで珍道中が始まった。
この先このまま何もおこらねばよいが・・。(続く)