ほんとの塩鮭が食べたーい

「鮭なら、食べれば」と簡単にいわれそうですが、私が食べたいのは激辛の塩鮭なんです。

鮭にもいろいろありまして、日本で獲れるのはシロサケといわれるもの。身が白っぽくて春獲れるものを時鮭と呼んでます。あと銀鮭とかキングサーモンとかいろいろあるんですが、私が食べたいのは紅鮭です。それも焼くと表面に塩がふくよううな辛口のやつ。
塩分控えめの世の中になり、見かけなくなりました。
ムチャ旨みがが凝縮されて、ひとかけらでご飯を1杯食べれそうです。

鮭には川魚的な独特のにおいがあるので、世界各地の伝統的な鮭料理では”塩をふって水分と一緒にくさみを抜いてしまう”、 ”燻製にして香りをつける”、”レモン汁や食酢で酸性にしてくさみを消す”などの工夫がされています。 

 

本来”新巻”などの塩鮭は、脂肪の減ってきた産卵期の鮭をおいしく食べるために、塩をふって熟成 (タンパク質がアミノ酸に分解して旨み成分が増加、これがうまさの訳だ)をすすめた保存食なのですが、 近年は「塩分控えめ」がはやりなので、保存に耐えられるほどの塩をふらずに冷凍にしてしまう事が多くなっているみたい。
熟成していないので、 旨み成分が足りず、その結果どうしても脂肪分の多い沿海ものが好まれるようになっています。

ちなみに何故、鮭の身は赤いかご存知ですか?海を6000kmも回遊している間、海老をたくさん食べるからだそうです。陸封型の鱒は身が白いですものね。

カリッと焼いて、炊き立てのご飯に。
できれば、皮だけはずして再度、表裏あぶって焼くと、さらにおいしい!
お茶漬けには、焦げ目のついたこの皮が最高です。

どこか、うまーい激辛の塩鮭を売ってるところ、教えてください!