バリ通信  その2 海外でも日本食?!

いまだかつて海外での日本食に満足したことは、ほとんどない。

が、今回のバリ旅で食べた日本食にはびっくり。

パンフレットに誘われて2日目の夜、バリ島で何店舗かある1995年創業の日本料理屋にいったわけです。
そのコピーには「トロが美味い」と。
ほんまかいなー!?

恐るおそる入ったレギャン本店の店内は古い日本の居酒屋。
客はほとんどいない。演歌のBGM。 そして、サモエ風の着物を着たインドネシアの女子店員。
薄暗い座敷に通され、壁の相撲や歌舞伎の写真郡にギョッとする。。

「ショッエッー!」

えらい地雷を踏んだかも・・。後悔が頭をよぎる。
勇気を奮い起こし、『トロセット』と呼ばれるトロすし盛り合わせをオーダー。
待たされることしばし。

四角い皿にのって現れたのは、インドマグロの五貫の鮨と刺身(大根のけん、がり付き)。
なにぃー、見事な刺しがはいっているやん。おまけにすし飯は日本米。

「うっ、うまい!」

舌にとろける脂ののり。まさしくインドマグロ!

「あ・な・ど・れ・ん・・・!」

メニューをみて、しゃぶしゃぶと迷った末に続けてすき焼きを注文。
そして、またまたびっくり。

カセットコンロに鉄鍋。
皿に美しく盛られた桜色の牛肉。
日本でもよく見かける金属のジョウロに入った割り下。
卵とアツアツの白飯。
そして別皿にびっしりと白菜、シラタキ、白ネギ、とうふ、舞茸、花型にスライスされたニンジン。
おしむらくは、シイタケが干し椎茸であることと、春菊でなくチンゲン菜のような青菜であることくらい。
味も日本のものとほとんどかわらず。
二人分で14万ルピー、日本円に換算して2000円をきってる!安い。

さすが、バリ州政府が行う“レストラン格付け査定”コンテストで、金賞を受賞したレストランです。
日本食のレストランもここまでやるんだ。再認識をさせられました。
日本人経営者に脱帽。

やるな「福太郎」。

みなさんも、バリで日本が恋しくなられたら、ぜひ!

http://www.fukutaro.com/