なぜ、ドライカットなのか  賢人逝く

ハガキが、すでに届けられて、ご存知とは思いますが、感謝の気持ちを込めて、25周年キャンペーンを開催中です。

ほんとうに、ありがとうございます。

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先日、訃報でビダル・サッスーンが亡くなったと知りました。残念なことです。苦労の末、現代のカットの理論を組み立てた賢人です。慎んでご冥福をお祈りしたいと思います。

立体として頭をとらえ、展開図をイメージし、髪をパネルで持ち上げて切り始めたのがサッスーンですが、現代のカット理論はもっと進化して、ドライカットに行き着いています。
濡れた髪を、いくら正確に切っても、乾かすと、全体に短くなり、髪自体が軽くなり、より癖が強くでて、まったく違う形になってしまうからです。

乾いた状態の髪を、パネルで持ち上げて切らずに、髪の毛がおさまりたがっている位置で削る(エフラージュする)ドライカットにシフトしています。

乾いた状態から、パネルで持ち上げて切れば、従来のサッスーンカットとさほどかわりません。髪の毛のピースで少しずつ削ることで、驚くほど違いがでます。
それは、再現性。シャンプー後に、ただ乾かすだけでピタリとおさまり、スタイルになる。ぜひ、その違いを体感していただきたいです。

えっ、欠点ですか?

エッジがややでにくい点、そして、我々美容師にとってですが、驚くほどカットのもちがよい点かなあ。

 

 

★ヴィダル・サスーン

ヴィダル・サスーン(Vidal Sassoon、1928年1月17日2012年5月9日)は、イギリス生まれのイスラエル人であり、ヘアドレッサー実業家である。

2010年にサスーンが語った事によると、彼はメイフェアにあったレイモンド・ベッソーネ英語版のサロンでの修行が現在の自分の技術の基になったという。彼が最初に自分のサロンを開いたのは1954年のロンドンであった。

1963年、サスーンは古典的なボブカットを元とする、新たなヘアスタイルを発表した。髪の毛を切る際に頭をいくつかに区画分けして、それぞれの区画の髪の毛をクリップ等でまとめて止めて分けた上で、髪の毛を人差し指と中指の間に1cm程の厚みで引き出してから切る『サスーンカット』は、現在の理容師美容師の基本技術となっている。

1982年、サスーンはエルサレムヘブライ大学に、反ユダヤ主義研究のためのセンター「ヴィダルサスーン反ユダヤ主義国際研究所(SICSA)」を設立した。2003年、サスーンは大英帝国勲章を受章した[2]

 

 

 

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