本のコンシェルジュ

つい先日、「ガイアの夜明け」を見ていたら

本のコンシェルジュというお仕事を特集していて

すごく興味がわいてじっくり見ていたら、どこにいるのかと思えば

あのTSUTAYAでした。

私の中では若者がよく利用しているイメージだったのですが

代官山にある蔦屋は大人の本屋さんがコンセプトになっていました。

外観もすごくきれいで何人ものクリエイターが携わっているみたいです。

そしてそこにいるのが本のコンシェルジュと呼ばれる人です。

その中でも今回テレビで見たのは森本剛史さんです

37年間、フリーライターとして、約100ヶ国を巡り、22冊の本を出版し、蔦屋では旅行の本を担当している方です。

ツタヤのホームページで森本さんはこうおしゃってます。

森本剛史にとっては、旅することが仕事だった。

海外への渡航歴は140回を超え、回った国も100カ国を下らない。

制作した旅行ガイドブックは22冊。

旅の経過や成果に関して新聞や雑誌に寄稿した記事の数となったら、もう本人でさえ数える術を持たない。

そんな、旅を仕事とする生活を、森本は37年にわたって続けてきた。

「結婚して1年後かな、27歳のときに会社を辞め、妻とふたりで世界一周の旅に出たんです。

パンナム001便という、当時あった地球を一周する航路を使って。それで9か月後に帰国するとすぐ、

写真と体験の概要をまとめて出版社に売り込みに行ったんです」

 森本にとって、長期の海外旅行はそれが2回目。大学生だった1970年に、

彼はシベリア経由でヨーロッパに入り、イスタンブールからインド、そして東南アジアを経て日本に戻るという旅を体験している。

むろん1ドル360円の時代。国外に持ち出せるのは1000ドルだけだった。

「バックパッカー第一世代。日本人が海外に行くのも珍しかったころだから、当時はガイドブックなど、まずありません。

出会った旅人から旅情報を聞き出し、せっせとノートに書き込みました。そんな情報をまとめれば仕事になるだろうという成算もあった」

その目論見は見事に当たり、程なく森本は?辺境好きの旅行記のプロ?と認められ、多くの仕事が舞い込むことになる。

「やはり文化に突き動かされるんですよね。自分がまだ知らぬ文化がある。

それを見て、体験してみたいと。先進国と発展途上国なんていいますが、文化に高低なんかないんです。

楽天的だけど、お互いの文化にリスペクトを持てば、争いも減る」 そんな森本は、旅に対するアプローチも独特だ。

「やっぱり本が好きなので、まず書店に行って、目的地となる国に関する書籍を調べます。

ただ、ガイドブックで細々とした知識を蓄えることはあまりしないように心がけます。

ガイドブックに頼るのではなく、まず文化人類学の見地からその国を捉えた本、そしてその国の歴史や芸能をまとめた本、

さらにはその国が舞台となった小説……。それらを通して、その国に近づいていくんです」

そんな旅の資料として森本が集めた蔵書は、約3000冊。

実はこれが、「代官山 蔦屋書店」の旅行書籍のラインナップの核となっているのだ。

「それが、僕の思う?旅本?なんです。ガイドだけが旅に必要なわけではない。実際、この棚を見て、

『旅に行きたくなりました』と言ってくださる方もいる。そういう人が旅に行って、土産話を僕に教えてくれて、

僕も新しい知識を得て、また別のお客様にお話しして。そんな場にこの空間がなっていって、

海外へ行こうとする人の間で『代官山蔦屋に行った?』が挨拶代わりになる。それがいまの僕の夢です」

http://tsite.jp/daikanyama/ccg/tb_morimoto.html

これを読んだあと代官山の書店に行ってみたくなりました。

こんな素敵な人が本を探すのに色んな事を教えてくれるかと思うと、

ぜひ東京に行った時には訪れてみようと思います。

がっきー