金環日食

今回の日食では、九州南部・四国の大部分・紀伊半島から本州の関東付近にかけての地域などを通る「中心食帯」

と呼ばれる帯状の地域の中で、金環日食を見ることができます。

それ以外の地域では、日本全国で部分日食を見ることができます。

中心食帯の中では、太陽の前面を月が通過するために、食が最大になる前後には、

太陽がドーナツ状になる様子を観察することができます。中心食帯の中心に近いほど月は太陽の真ん中を通り、

中心食帯の端の地域ほど、月は太陽の真ん中から外れたところを通ることになります。

東京・静岡・京都・高知・鹿児島などは、この中心食帯の中にあります。

また、中心食帯の外側にある地域では部分日食が観察されます。中心食帯に近い場所で観察するほど大きく欠けます。

主な地点における、日食が始まる時刻・最大になる時刻・終わる時刻は以下の表をご覧ください。

金環日食が見られる主な地点
地名 食の始め 金環日食の始め 食の最大の時刻 最大食分 金環日食の終り 食の終り
東京 6時19分02秒 7時31分59秒 7時34分30秒 0.969 7時37分00秒 9時02分37秒
静岡 6時17分43秒 7時29分44秒 7時32分13秒 0.969 7時34分42秒 8時59分10秒
京都 6時17分41秒 7時30分00秒 7時30分35秒 0.940 7時31分09秒 8時55分17秒
高知 6時15分24秒 7時25分11秒 7時26分46秒 0.946 7時28分21秒 8時49分35秒
鹿児島 6時12分49秒 7時20分05秒 7時22分11秒 0.954 7時24分17秒 8時42分26秒

やや天気は悪そうなのと、直接みるのはやめましょう。