友人がまたひとり、東京へ転勤すると…。
もともと、断捨離を心がけている方ですが、これを機会に、さらにいらない物を処分するつもりとソウルミュージックのCDを何枚かいただきました。
寂しくなります。
「物を所有することと、ものの美しさを見出すことは、全く別のことである」とは、世界で最初に大西洋横断飛行に成功したチャールズ・リンドバーグの夫人で、自らも女性飛行家として活躍されたアンヌ・モロー・リンドバーグさんのお言葉。
ひとは、そんなに多くのものを持たずとも豊かに、楽しく生きれるという意味だと解釈します。
当時は、予言の意味合いを持っていただろうが、こと現代においては、さらにぴったりとくる。
人類は、あまりに多くの欲望を持ち、できる限りたくさんの物と量を生み出すことが使命であるかのように進み続けてきた。
疑問をもち、取捨選択し、場合によっては躊躇なく振り返り、後戻りさえも辞さない強い意志が必要とされる時代だと。
いつ、何が起ころうともトランク数個で海の向こうへも飛び出していけるライフ・スタイルに憧れて久しい。が、これが、なかなか難しい。
不要なものには、一切手を出さず、必要なものには惜しみなく投資できる意志。
ものや知識(もう学ばせるキャパは少ないけれど)やデザインや口に入れるものさえ。
それが「成熟」っていうことかなと思う。
いつも、お立ちよりいただき感謝しています。