暑い日に、無性にカレーが食べたくなり、作ろうと思ったら、カレー粉がなかった。カレー粉は、いつも粉から作ります。
とはいっても、石臼で挽いて、混ぜるのではありません。ギャバンやマスコットのカレー粉のセットで配合するのです。
インドの肝っ玉母さんは、家族のために、風邪の子がいたら、発汗作用を促すカエンペッパーを足したり、おとうさんが二日酔いなら、ターメリック(ウコン)を、たくさん入れてカレーの粉をブレンドするそうです。
当たり前のことですが、お母さんの味が「家庭の味」というのは、日本に限ったことではないということですね。
この日は、[GABAN]の手作りカレー粉セット。スパイス20種類が、小さな袋に分けて入っています。
ターメリック、クミン、コリアンダー、チンピ、フェネグリーク、フェンネル、シナモン、カエンペッパー、ガーリックグラニュー、ジンジャー、ディル、オールスパイス、カルダモン、クローブス、スターアニス、セイジ、タイム、ナツメグ、ブラックペッパー、ベイリーブスの20種。
まず、密封できるビンに全部、あけて混ぜ合わしてしまいます。カルダモンやクローブスなんかは、ほんとうに香しい。この段階で、かなり部屋に香りが。
フライパンにオリーブオイルを大さじ1ほど入れて、熱します。
先ほどの粉を投入して、5分ほど混ぜながら、熱します。
たちまち、キッチンがインドのデリーあたりの裏通りに(ウソ!行ったことありません)早変わり。
強烈な匂いがあたり一面に漂うわけです。
冷ましてから、ビンに戻してガラムマサラの完成。本場、インドの方は、これを転がして時間をおき、熟成させるのだそうです。イラチの私は、とても待てない。
ひき肉がありましたので、キーマを。
サラサラだけど、突き抜ける辛さ。
やはり、暑い夏は、カレーが1番ですね。