宝塚ホテルへ。
お客様のウェディングに向けて、お衣装合わせに立ち会わせていただきました。
先日も、ブライダル・フェアのあったころにお邪魔したのですが、今回、最終ということで・・。
お衣装や、アクセサリーが決まってよかったです。
「6月の花嫁は幸せになれる」という謳い文句は、おそらく、お菓子業界のバレンタイン・デイと同じく、梅雨時期にブライダルをしていただこうとのブライダル関係者の策略(失礼)でしょう。
一生に、何度もないメモリアルなイベント。遠方より、親戚やご友人が集合し、人生という物語の主人公として表舞台に立つことのできる大切な時間です。
その昔、専門の結婚式場が、すごく流行った時代があり、バブル期には、ゴージャスで派手派手なホテル結婚式がもてはやされ、そこから一軒家や、こだわりのレストラン・ウェデイングにシフト、バブル崩壊後から、その慣習や縛りのようなものが解かれはじめて、自由化し、落ち着いてきたというのが、その大きな流れかと。
シャンパン・ピラミッドや、ゴンドラとかオープンカーに乗って登場みたいな、ど派手な演出のアトラクションは、最近、見かけなくなりました。
意識も、業者にお任せで、虚飾を競う時代から、紆余曲折を経て、自分たちの手作りで、自分たちらしさを演出するという志向に変遷。
基本的に、ご披露宴は、互いの御親戚やお友達を一堂に会して、ご両家・ご友人の関係をより深めるというのが目的で、背伸びせず、等身大の新郎新婦の存在を、みなさんに見ていただき、承認者になっていただくというのが本来の主旨。
写真の時代から、ビデオへ。そして、現在はPCを使ったハイビジョン映像を、自在に駆使できる時代へ。お式の模様を、すぐさまご披露宴の大画面で、出席者にお見せできる。2〜3時間の長回しのビデオでなく、TVCMのように、ブルーレイで1〜3分にハイライトを編集したものを、みなさんにプレゼントできる時代。20年前には、想像できなかったことが、簡単に実現できる。よい時代になったものです。
「卒業」、「ゴッドファーザー」、「愛と青春の旅立ち」、「ロミオとジュリエット」、「サウンド・オブ・ミュージック」、「ディア・ハンター」、「ステラ」、「愛しのローズマリー」、「ローズ家の結婚」、「ラブ・アクチュアリー」、「マンマ・ミーア」、「ウェデイングシンガー」、「幸せになるための27のドレス」、「ノッティング・ヒルの恋人」、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」、「セックス・アンド・ザ・シティ」まで、結婚式のシーンがでてくる映画は数知れず。ハッピィエンドや悲恋やコメディなど、古今東西、人生の大きなテーマであり続けてきました。
時代、宗教観、お国柄、慣習、ご事情などで、その形式は多種多様になりますが、いかなる場合も、「愛や気持ちが、伝わり、通じ合う」ことが、1番大切だと。
当たり前のことで恐縮ですが、「結婚」に夢をもち、互いを尊敬して、素晴らしいご家庭を築いていくことが、最も重要なことだと思います。そのスタートラインが、結婚式という儀式に当たるのかもしれません。
「結婚」という形態自体が、崩壊しつつある現代。
そのあり方を、再度、検証してみるのもいいかもしれません。
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