夕飯に何が食べたいか訊かれ、炊きたてのご飯に、卵掛けようの生卵、焼いた鮭、大根とほうれん草の味噌汁、かつお節をたっぷりかけたオクラと答えたら用意してくれた。ありがたい。
炊きたてのご飯はやはりうまい。卵は少なめで出汁醤油を使用。途中、おかかとオクラを混ぜ、かき込む。これだけで、十分にしあわせだが。
甘塩の鮭の皮が好きだ。ハラミも好きだが、ペロンと剥いで、裏側を箸で挟んで再度、パリパリになるようあぶってからいただくのが一番好き。要らない脂が飛び、カリッと臭みがなくなる。香ばしい苦み。これがえもいえず旨い。
鰻屋さんでも、臭みを飛ばすのはじっくりと焼くあげる火加減。
脂と出汁が料理の要とすると、こと焼き魚に関しては火加減。それも長年の経験がものをいいそうだ。
