雨足がきつい。被災地は大丈夫だろうか。
ひとは自分が実際に味わわないと、その痛みを解ることができない。
春に母親に人工関節の手術を勧め、ある意味、善いことをしたと思っていたが、こんなに痛いとは。
私などは片膝で、半月板を部分除去しただけ。母親は、片方ずつとはいえ、両足に人工関節が入っている。
膝をみると、十センチほどの痛々しい切り傷がいまだに。本人は手術したことさえ、すでに忘れているが。
そのときは私以上に痛かったにちがいない。骨に異物である人工関節が繋がっているのだから。
それを思うとつらくなる。
言葉掛けや、相手の立場にたち考えて行動できることの大切を、この歳になってつくづくと。
深く、深く心に刻みたい。