最近、若い男の子(といっても30前後だが)に、恋愛の相談を受けるようになった。
そんな歳になったんだ。
確かに、幸せな結婚をすることが難しい時代だと感じる。女性が、自立できるような時代になり、「しょうもない男なら必要なし!一人で生きていく!」ということであろう。よって、男に夢と甲斐性がなければ、いい女性は振り向いてくれない。女性もまたしかりで、メイクの技術、洋服のスタイリッシュ化、はたまた医療技術のマジックでの半サイボーグ化など、全体の底上げがなされたこの時代に、真に物のわかった、いい男性を手にすることは需要と供給のバランスから、やはり競争率が高いといえるだろう。
モテたいというのは、男女を問わず思うことだが、そもそもモテるということがどんなことか、ここで整理してみたい。
道で振り向かれること。電車の中で視線が合って見つめられること、合コンで一番ちやほやされること、「遊びに行きません?」と誘われること、本当に遊ばれてしまうこと? あるいは、不倫や人にはいえないような難しい恋愛に足を踏み入れてしまうこと? どの場合も、モテるという事には間違いはない。
でも、あなたが本当に望む”モテる”という形は、それのどれでもないはずだと思うのだが。誰にでも、好印象といのは、テーマのひとつとして大きいと思うが、不特定多数の異性に愛されるよりは、一人の人に誠実に愛されたいといこと、つまり「幸せになるモテ方」こそ、望んでいる形であろう。
よくアドバイスすることのひとつに、一般的に恋愛の形になるまでの期間では、女性が圧倒的に有利な立場にあるが、いざ「結婚」という二文字を口から出させる段には、男性にアドバンテージの比重が移る。つまり、デートにこぎつけるまでは、女が強くて、いざ一線を越え、倦怠期(3か月)を迎えるころには、次のステップにむけて男性に優先権が移行するとうわけだ。
この辺りを考えると、結婚をはっきり意識したお見合いのような交際の場合、ヒフティヒフティでいいと思うのだが。内田先生の提案なさっている「佐分利信プロジェクト」は、そういった意味で、客観的に釣り合いそうな二人を第三者が決めてご紹介するという企画である。
小津安二郎の作品「秋日和」にでてくる佐分利信が、仲間と結託して司葉子にみ合いを勧める作品に代表されるいい大人のたしなみである。「誰と結婚しても、結果はそうかわらないとおもうよ」「お見合いの方が、万一ダメな場合、文句を言える相手がいるからいいと思うけどなぁ」とは先生の弁。
日本はアメリカと違い、他民族を国に受け入れていないから、少子化は大きな問題であると。幸せなモテ方をしていただき、素晴らしい伴侶を見つけていただき、幸せな人生をお送りいただくことを、切に願うのだ。
そのための手助けを、美容を通じて出来れば、幸せだなと思っているANTENNEのスタッフなのです。
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