窓から入る光が朝を告げる。
次の日、日本へ戻る飛行機が正午12時(現地時間)出発なので、実質、この日が最終日。
朝から今回何度もお世話になった”CAFE manhattan”で朝食。ピクルスと生ハムのサンドをコーヒーで流し込み、ロビーに集合。歩いて地下鉄の駅へ。
湿気がないと、これほどしのぎやすく爽やかだとは。久しく忘れていた感触を、この地で思いだす。
すれ違う人々の顔は、それぞれに違った肌や髪の色で、まさに様々な人種のルツボ。地下鉄で向かうはブロードウェイ。
地上に出てすぐのビルの6階へ。日本の美容メーカー「ミルボン」のアメリカ支社。
イケメンで爽やかな印象のS下支社長(右)がお出迎え下さる。名刺交換後、アメリカの美容全般についての現状をお話しくださった。
たくさん伺いましたが、印象に残ったのは、アメリカ人と日本人の髪質や気候の違いで、カットへの価値観、カット方法が大きく変わること(日本で主流の毛量調節はNG)。
サロンワークの考え方の違い(チームプレーと個のプロフェッショナル)。アメリカで働くためのビザ取得法などなど、たいへん勉強になりました。
表に出るとお昼時。ランチに入ったお店は「いろは」。「またまた、日本食かい?!」とツッコミの声が聞こえてきそうですが。中に入ると外人客も多い。
天ぷらうどんをオーダー。うどんと天ぷらが別に出てきまして、出汁は日本では標準的なお味ですが、天ぷらのエビもぷりっとしていますし、コロモもさっくり、うどんもコシありで立派なものです。
天ぷらの野菜が、ナスの代わりにズッキーニだったりしますが、そのあたりはご愛嬌。
これで16$。プラスチップ、価格だけはいただけません。
T理事長は仕事で先に出られ、あとからH川さんが合流。場所を移してカフェへ。このお店でも、H川さんはVIP扱い。スタッフ、支配人など次々に挨拶に来られる。
オススメのハイビスカスティーとピーチの焼き菓子。
ビスケットに生クリームとクランベリーと焼いた桃が添えられています。甘すぎず、美味しい。ハイビスカスの酸味でスッキリ。
そこから私にお付き合い願い、徒歩でMさん、Oさんと三人で念願であった「MoMA」へ。やった!ついに、アンリ・ルソーの「The Dream」に出会うことができました。
ここでの感想は、後日、Metropolitan美術館、Whitney美術館共々、ミュージアム特集として再度、書かせていただくつもりです。しばし。
一度、ここで土産を買いに行くというお二人と別れ、ブロードウェイの街並を横目でみながらホテルに戻り一休み。
準備をしてロビー全員集合。最後の夕食会へ。到着したのはイタリアン・レストラン「Cavatappo」。
店内はフランクで陽気な雰囲気。ここではライブ演奏があるそうで、一番前の席が用意されていました。ここでも、H川さんにオーナーさんが挨拶に来られる。チャーミングなH川さんは、どこでも顔である。
生牡蠣(日本のものに比べるとかなり小ぶり)、スイカとトマトのサラダ、イカとタコのフライ、パスタ3種、チキンのロースト、パンナコッタと続きました。
昼間お会いしたミルボン支社長・S下さん、静岡のサロンから留学中のW井さん、Mさんの紹介で、これから3ヶ月留学するT女子も加わり盛り上がる。
辺りが暗くなり、ピアノ、ウッドベース、スネアドラムのJAZZトリオ登場。
ベースとピアノの息もぴったり。2ステージ目は、サックスも参加してジャジーでシックな夜に。
みなさま、ステキな時間をありがとうございました。
この次の日、チェックアウトしてケネディ空港へ。T理事長の計らいで、先日お伝えしたウーバーで大型のワンボックスをチャーター。ハイウェイをひた走る。
J・F・ケネディ空港7番ターミナルから成田へ12時間。
成田からシャトルバスで羽田へ70分。
羽田から、伊丹に20時過ぎに着く予定でしたが、ANAの787不良の余波で、伊丹上空を旋回。
21時半頃ランディング。
自宅に戻ったのは、なんと23時前でした。
最後に、トランジットと遅延でやや疲れましたが、それにも増して実りの多い旅行となりました。
サミーさん、H川さん、そして、T理事長。Dさん、Oさん、momotaroのスタッフのみなさま、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました!
また、NYに訪れたいと思います。うちのサロンのスタッフも、必ず近いうちに、NYに送り出せるよう頑張ってまいります。
さて、長らく書かせていただきましたNY紀行も、ここらでひと休み。
念願であったHPも、このたびリニューアルさせていただきました。
S田さん、K浦さん、お世話をおかけしました。ありがとうございます!
ミュージアム考察や溜っております日本でのサロンの様子、コンテストなどの行事の模様を書かせていただかねば。
今後とも、ANTENNEをよろしくお願いいたします。