マスクをしている人をたくさん見かけるシーズン。
風邪のウイルスがそこかしこに。
この季節から、朝、起きると鼻がグスグスして、喉がイガイガなんてことがありませんか・・。
先日、悪寒がして関節に痛みが。すぐに、ノドスプレーを塗布し、葛根湯を飲んで、鼻の穴にメンソレータムを塗って寝たら、翌朝はスッキリ爽やか。寝てる間に、免疫がウイルスを封じて、鼻の鼻孔に巣くうウイルスを、気化したメンソレが撃退ってわけです。耳鼻科でおこなう吸入の簡易版。
まずは、身体のシグナルに敏感になって、小さな兆しを見逃さないこと。早めの対処が効果を発揮します。
現代人は呼吸が下手になっているそうです。浅い呼吸しか出来ない方が増えている。肺全体を動かして、深い呼吸をしないといけません。
呼吸は、ポンプの役割です。心臓から6トンの力で血液を脳に運びます。そこから血液が血管を問うして巡っていく。全身にフレッシュな酸素や栄養分を行き渡らせる為に、深い呼吸が大切なのです。
内田樹先生に、合気道を教えていただいていますが、すごいのはやっぱり呼吸法です。肺の中は、空気から酸素を識別する薄いヒダがたくさんあるのですが、そのヒダをこれ以上ないほど広げることを、今の現代人は忘れているのです。深呼吸さえも滅多にしない。
つまり、現代人は鼻呼吸をする習慣がなくなり、常に浅い口呼吸の状態になっているのです。
私たちが生活している空気中には、無数のウイルスや細菌、ゴミやホコリが漂っています。鼻はそれらの異物が体内に入るのを防ぐ防御網。そして、鼻の中には鼻毛があり、それが異物侵入に対するフィルターになっています。鼻腔には粘膜が流れていて、それで異物をくっつけ、鼻水として体外に排出するのです。
しかし、口にはそのような機能はありません。黴菌やホコリでも何でも取りこんでしまうので、病気の原因となってしまうのです。(淡などは、菌の死骸ですから、飲み込んではなりません)
思い切り息を吸い込んで、倍の速度でゆっくりと吐き伸ばす。ヨガでも、「プラーナヤーマ」と呼ばれる呼吸法がありますが、片方の鼻から吸い込み、片方の鼻から、倍の時間で吐き出す。思考をゆったりと無に近づけ、リラックスする。
浅い呼吸や口呼吸は、健康にも良くないし、顔が老けて見える原因になってしまいます。
ですから、鼻呼吸への矯正を日々、心掛けましょう。
いつも、お読みいただき感謝しています。