1日の間に何本もの営業の電話が鳴ります。
さまざまな業種の会社から、多種多様な形でセールスの電話が。
私の場合、最も多いのは、インターネットを始めとした広告の勧誘。
その際、電話口での会話の質(話し方、声のトーン、手際の良さ)で、まずフィルターがかかる。
好意がもてる明るい声で、聴きとり易く、分かり易く主旨を説明できるか否か・・。
最初の数秒間で、その評価がくだされる。途中でシャッターが降りるか、興味を持ち、直接会って話をするかが決まってしまう。
直接顔を合わせ、お話をしても、同じようにフィルターがかかり、そのハードルは、さらに上がっていく・・。
私に限らず、みなさんも五感をフル稼働させて、長年、培われた直感や経験から、数十秒、長くても数分の間に判定を下しておられるかと。
人間の感覚や知性は、コンピューターをはるかに超えた潜在能力をもっています。平均的な人の脳は1.1〜1.3? ほどの重さがあり、ニューロンと呼ばれる役三百億個の細胞で構成されているそうです。
ひとつのニューロンが扱える情報は役100万ビット、脳全体で処理できる量なら、「1」のあとに1046キロメートル分のゼロを書き足さなければならないほど。ふっう〜。とても想像がつきませんよね。
その長さは、なんと地球と月の13往復分の距離に相当するそうです・・・。
仕事柄でもありますが、応対というか、接客というか、ほんとうに難しいと日々、実感。一手だけでなく、二手、三手と読めるか。
先日、久しぶりに、すごく好感度高い説明をしてくださる方にお会いしたんです。手際の良さ、声質とトーン、そして笑顔。なによりこちらに対しての節度ある熱意を感じました。お会いした後、清々しい気持ちに。
私よりも、かなりお若い女性のかたでしたが。この歳になると、初めて出会った方でってのは、なかなかあり得ません。こんな感じに、うちのスタッフも育てたい。
たいへん勉強になりました。