夕刻のJR京都駅は、人で溢れていました。京都駅のすぐ右隣り、メルパルクホールに来ています。
はや26年間。美容院を経営してきて感じるのは、「人が財産である」ということ。
それは、どの業界でも同じと思いますが・・。
実感として感じていることは、美容院経営は、「技術を媒体とした、人材育成の職業訓練校を運営している」ということだということです。スタッフのデザインを含めた技術とサービスが、商品ですから当然です。
ことあるごとに、美容の仕事は3本柱だよとスタッフには伝えています。
すなわち、お客様に満足いただける技術、
自分と同じポリシーや技術を行えるスタッフの教育、
資金を引っ張り、それを膨らませて、いかに分配するかの経営
この3つがないと美容院として成り立たないよと。
当然、技術の追求に終わりはありませんし、時代や経済や流行の変化に即して、私自身も成長しなければ、それは成り立たないのです。
このあと、満席の状態になりました。
前置きが長くなりました。
ということで、京都まで人材育成のセミナーに参加してきました。
福島正伸さんという講師の方で、通産省や労働省で委員をされ、何社もの上場企業を再生させ、何冊かのベストセラーを出されている方だそうです。ちなみに、あのEXILE(エグザイル)も、チームワークを高めるため、この方のセミナーを受講されているとか。
会場に着きますと、すでにかなりの人で溢れていました。人気のあるセミナーだそうで250名限定。この日、なぜか260名来場で80%が経営者だということでした。
内容として、いろいろなお話があったのですが、
「壁に打ち当たったらチャンスと思い、一度やると決めたことは、一生、やめずに続ける」、
「自立型人材の育成には、自分自身がメンターになることが必要条件である」というところに落ち着きそうです。
「自立型人材」や「メンター」という言葉自体に、実は深い意味があります。
いろいろ気づきがありましたが、セミナーの運営自体に様々な工夫があり、勉強になりました。
下の写真をご覧あれ。
参加者全員に配られたテキストに添えられた手書きのカードと、名前とメッセージが彫ってあるクッキーには、ちょっと驚かされました。
「夢しか実現しない」
このクッキーも、無添加でアトピーの方でも食べることができるものだそうです。
この日、芦屋のサロンでは増毛の勉強会があり、全店舗からスタッフが勉強に来ているはずです。
みんなも、がんばっていることと・・。
夜空に光る京都タワーを眺めつつ、決意を新たにして家路につきました。