ああ、なつかしい。S本さん担当のラブコメ。この選択は、意外でありました。
主演のシェールが本当に若くて美しい。
相手役のニコラス・ケイジが、これまた、ウスクなくて青年のよう。
この作品、それこそ25年前くらいに見たときには、アメリカのイアタリア系市民の家庭の厳格さと、楽天さをうらやましく思ったものです。等身大のステキなコメディに仕上がっていて、確かシェールはアカデミー賞の主演女優賞を、オリンピア・デュカキスは助演女優賞を受賞したんだよね。
途中、ニコラスの頼みを聞いて、オペラを観に行く前に、美容院とブティックにいって大変身するシーンは、何度見ても素晴らしい。
シャガールの壁画までも見せる演出のメトロポリタン歌劇場の場面も好きだ。
シェールが、父親の浮気現場をみつけて、一言で一刀両断。普段のコワイ顔が、苦虫を踏み潰したようなお父さんの顔へのワープは、なかなかの見物。とにかく、まわりをかためる俳優陣が個性的で、なんともカソリックなイタリア。
V・ガーニディアのじいちゃんがいい味を出し、ワンコたちがユーモラスな演技をするしねぇ。
原題”MOONSTRUCK”を辞典で引くと「夢見ごごちの※昔、満月の霊気の影響とされた」だそうですから。登場人物全員(パレルモのジョニー&ロニーのママでさへも)”コズモの満月”によって変身したのもうなづける。
天体ショーの続くこのシーズンにぴったりの映画でした。全世界で、奇跡のような恋をしている人に見せたい一本。
S本さん、タイムリーでオシャレなチョイス、ありがとうございました。
そして、おつかれさまでした。
■月の輝く夜に(1987) MOONSTRUCK
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