真実を見抜く目を、自ら考える姿勢を

朝から、twitterで茂木健一郎さんが書かれた田中角栄氏の真実についてのリツイートがあり、かなりの盛り上がりであった。

 

 

先日も、新聞の問題 http://bit.ly/9fwjFY や、新聞やTVなどのマスメディアによる世論の誘導や世論が望む方向に記事を書いていたり、放送していたりとの問題提起がされたばかり。

「まあーそのー」と学生の前で田中角栄氏の物まねをしたが、誰も知らなかった話から始まり、田中氏の首相としての優秀さ、その黄金伝説を次々に披露されていました。そして当時、中国と日本の国交回復を実現させた田中角栄氏を陥れるために、アメリカがロッキード事件を仕組んだのではないかなどの疑惑を書かれ、それに賛同し田中氏を悪人に仕立てた張本人は日本のマスメディアではないかとの可能性をたくさんの方がリツイートをされていました。http://bit.ly/ce5kp5

当時、日本に高速道路を計画し、日本中に公共事業を発注し、高度成長を促進させた立役者をマスコミが引きずり落とした事実を。出稼ぎに出なければ生活が出来ない時代のことを知る新潟の県民は、いまでも田中氏のことを尊敬と感謝を持って語り継いでいることを。中○○氏は、同じく汚職に手を染めたにもかかわらず無罪で、田中氏の側近だけが有罪に仕向けられた疑惑を。

そのあとリツイートも、全国のたくさんの人がたくさんの疑惑を提議されていました。ライブドアの堀江氏の問題、自殺に追い込まれた前韓国大統領、マイケル・ジャクソンの幼児虐待問題などマスメディアが一面だけを強調し報道して世論を誘導したのではないかという疑惑が次々に書き込まれました。

これらがすべて真実ではないにしろ、読んで私が感じたことは、マスメディアが報道したことを単純に正しいと思い込まないこと。すべてを鵜呑みにしてはならないこと。その報道により誰が徳をし、誰が損をするのかを考えてみる作業が必要であるということです。

何が正しくて、なにが真実かを考えて判断することをわれわれは確かに忘れてしまっていないか?新聞やTVを信じきってしまっていないか。朝からかなり考えさせられました。茂木さんのブログは要チェックです。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2010/09/post-5b07.html

それにしても、twitterの威力はすごいです。

思想家の時代、再到来でしょうか。

夕刻、20年くらい担当させていただいていますT村さんが、芦屋へ来られて、カットしながら昔話に花が咲きました。彼が高校生の時からの付き合いです。現在、子持ちのパパで社長。

夏休みの出来事や会社の経営の近況をお話するうちに(彼は大阪で、GSを5店舗されています)15年前の震災の話に。

当時、彼は大学生で震災があったゆえに、単位の優遇措置を受け卒業できたとか、彼の母校が、東灘の岡本にあったので行き帰りに芦屋や西宮の状況をみて、終戦直後の日本のようだったとか、阪神高速の横倒しになった惨状など生々しく語ってくれた。体験談として、その朝ベットに寝ていて、上からスピーカーが落ちてきて頭がわれ、脳震盪を起こしていて、後から見たら枕に血だまりができていた話など次から次に飛び出す。私自身も、あの朝の顛末や湯沸しポッドでお湯を沸かし、無料でシャンプーさせていただいた思い出など実際に体験したことを話したのだが、思い返すと忘れかけていた、たくさんのことが甦ってきた。

自身の頭で考え、記憶にとどめ語り継いでいくことの大切さと必要性をあらためて強く感じたのでした。

□■□ ANTENNE □■□

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