唐板  水田玉雲堂

出会いと別れは、この仕事に限らず付きものであるが、やはり一抹の寂しさがある。

 

 

京都の5つ星ホテルでコンセルジュをなさっていたお客様、T村さんが旅立たれる前に、カットに来られた。次の日、イタリアはフィレンツェに留学して、語学を勉強されるという。

 

以前から、京都のお店はご自身の庭のように熟知されておられたので、私がお願いして、いろいろと美味しいお店をご案内してくださっていたのです。

 

この日、最後になるということで、京都のお店のお薦めのお店の一覧をまとめたレジュメをいただきました。

 

 

 

 

「懐石」、「割烹」、「天ぷら」、「鮨屋」から「居酒屋」、「小料理屋」、「バー」、「カフェ」まで。くわえて、洋菓子、和菓子などの良店もご紹介くださいました。連絡先だけでなく、予算、雰囲気、特徴などを事細かに。ほんとうにありがたい、生きた情報ばかり。

 

おもむろに取り出された手土産の紙袋に納められていたのが、水田玉雲堂の「唐板」。

 

 

 

 

 

このお店では500年以上に渡り、この「唐板」だけを頑なに、作り続けておられるそうです。

HPを検索しますと以下の文章が:

貞観五年(863年)、京では疫病が流行し、それを鎮めるために当時の天皇が神泉苑において御霊会を行った。その時、疫病よけとして「唐板煎餅」が神前に供えられたそう。応仁の乱後、上御霊神社の境内で茶店を始めたのが、水田玉雲堂さんの前身。そこで厄病よけの煎餅として世に知られるようになったのだとか。文明9年(1477年)に今の場所(上御霊神社の向かい)に店舗を構え、今でも特に茶道の三千家はじめ多くのお茶人に愛され、また地元の方々にも一般の贈答用、家庭用として親しまれている

 

 

 

 

すべてが、手焼きで作られ、一枚一枚、違った模様に。

 

 

 

どこまでも薄く、サクッとした歯触りと、どこか懐かしい味。

遠い昔の人々の暮らしに想いを馳せる。

 

京都にお越しの際は、一度お試しになってみてください。

 

T村さま、ほんとうにありがとうございました。

お身体に気をつけて。

また、お会いできます日を楽しみにしております。

 

 

 

〒602-0895 京都市   上京区上御霊前町394  
  Tel 075-441-2605  
  info@gyokuundo.com  
   
  営業時間  9:00am 〜 6:00pm  
  定休日 日曜・祭日  

 

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