メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ

時代の流れとともに、ひとは発想の転換を余儀なくされる。

 

昨夜、NHKスペシャルという番組を、偶然、みつけました。オープニングから、どんどん引き込まれましたね。SONY、SHARPなど、日本のトップブランドが軒並み、なぜ、世界の舞台から引き摺り下ろされたのか。その理由を、客観的に分析していたからです。

 

 

2000年ころまで、ソニーもシャープも世界の家電メーカーとして隆盛を極めていた。が、まじめに、あまりに律儀にものづくりに傾倒しすぎた。ウォークマンやアクオスのハード面での性能を伸ばすことに、ひとと資金を集中して、世の中、世界の動きに目を向けることが出来なかった。気付いている人はいたのでしょうが、組織を急激に転換していくスピードが、当時の日本企業には乏しかったのです。

それに反して、そのあたりの時期からアップルは、精密な駆動部を有する精密機械でなく、半導体を使い、デジタル化することにより複雑な駆動部分の工程を必要としないシンプルな構造のi-PODを作り上げ、同時に?‐TUNESという楽曲を単体で、ネット上から購入できるシステムを構築することに成功しました。自社の工場を持たずに、中国に生産を委託。リスクを最大限に抑えて、利益を拡大したわけです。

シャ−プもまた、しかり。亀山から堺に工場を移した途端に、リーマン・ショックの波乱。液晶テレビも半導体基盤を液晶に取り付けるだけのシンプルなものに移行してゆき、価格が3分の1に下落。あとのシナリオは皆さんもご存知のとおりです。

「高い技術力だけでは世界で勝てない」「スピードのある組織でないと勝てない」・・・こうした課題の多くは、業種を超えて「製造業全体」に共通するものです。電化製品だけに限らず、コモディティ化の進むこの世の中で、、生き残るためには、時代を読み、それに対応できるスピードをもった組織作りに尽きるようです。それは、われわれ、サービス業つまり美容にも、同様に当てはまることは間違いありません。

昨夜の続きで、今夜9:00から2回目の放送が楽しみです。

 

シリーズ2回目は「電機」から業種を広げ、従来にない取り組みをしている現場に密着しながら、逆襲のシナリオを考えるというコンテンツ。いま、家電や電動バイクなどの分野で、続々とベンチャー企業が生まれているのですね。

巨大な工場を自社で持たなくても、生産は専門の会社に任せ、アイデアで勝負できる時代が来ている。若手経営者たちは国境や企業の壁にとらわれず、斬新な発想で競争に挑んでいるのです。ぜひ、ご覧になってみてくださいね。再放送もあるはずです。

 

◆「メイド イン ジャパン 逆襲のシナリオ」 予告編 ↓

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1028/index.html

 

 

■□■芦屋、宝塚、三田の美容院 ANTENNE (アンテーヌ)□■□

オ・ブリコルール 芦屋 0797 35 1121

オペラ 宝塚南口    0797 71 7747

ピオニ 宝塚山本    0797 80 0030

ジロ  三田        079 559 0500