早くも、3月。3月29日には新しい新入生が、6名やってくる。夢と希望をもって、わが社に入社されるわけで、迎える側の私たちも、しっかりと準備をしなければ。
カリキュラムはもちろんですが、考え方をアナウンスしていくことが難しい。18歳までは、ご両親の作られた家庭という名の巣で、口をあけて「ご飯ちょうだい!」とピーチクパーチク鳴いていれば、生きていけた。そのぬくぬくとした巣から離れ、飛び方を学び、みずから餌となる虫を探して、生きていかねばならない、自分で、目的地を決め、幸せの形を求めて飛び立たたねばならぬときが来たのだね。
学生とは違うし、ましてやバイトでもない。会社のルールも分かってもらわねばならないし、仕事での独特な優先順位などが存在する現実。一番大切なのは、法律なんかとは違う「見えない社会のルール」が、この世には存在することを理解してもらう作業。 美容は、野球と同じようにチームプレイであるので、互いの信頼関係が非常に重要になります。環境の変化に順応し、どんな人に、あるいはどのような状況下に置かれてもすばやく反応し、変化し、ときには擬態しなければ行きぬいてはいけない、世知辛いこの世の中。せめて仲間といるときには、羽を広げ、心から安らげる空間をつくるのが私の役目であると。
迎える先輩側もしっかりとそういったことを理解し、一年生に背中を見せ、励まし、勇気付け、ともに汗を流さないとね。
「A先輩に、これ洗っておいてと、仕事を頼まれたら、別のB先輩に床が汚れてるから掃いてきてと指示された途端に、予約の電話がなり、ドアが開いて飛び込みのお客様がやってきたとき、キミならどうする?」なんて意地の悪い質問にも、そのうち簡単に答えられる日がやってくる。
プライオリティは、現場で体感して初めて分る。今の世の中、CMなんかで、たかだか30秒か、1分で人の一生を見せてしまう。赤ちゃんが生まれて、小学生の通学シーンが写り、中学で初恋をし、高校でインターハイで挫折し、大学で本当の恋をして、会社に入社して、結婚式のシーン、子供が生まれて、家族でワンボックスカーに乗り、キャンプに出かける。そんな幸せなライフスタイルの完成型だけを30秒で見せてしまう。しかし、そんなに簡単なものだろうか?インスタントに理想の幸せは得られるはずはない。中身はおそらく、スッカスカ。
毎日の積み重ね、積み上げて、積み上げて、崩れ、また積み上げて初めて何かが出来上がる。そのプロセスを大切にしようと。
みたいな話しを、一生懸命にするのだ。まずは、在校生、いや現社員に・・。
夜は、芦屋で「ラグーン」というバリ料理の店で、先日の内田ゼミ旅行のメンバーとバリ料理で盛り上がった。バリハイというビールで乾杯。私は、マンゴージュース。
なぜか、とっても愛想のよいバリ人が作る芦屋で食べるサテやミーゴレンは、高級な料理に変化している。ナシゴレンからかすかにバターの香りがするのだ。サテ(焼き鳥)のお肉も、春巻きの海老も、高級なお味。アーモンド味のたれや、海老煎餅がやたらうまい!もっぱら、この海老せんべいは日本のK田製菓あたりが作った日本製せんべいに違いないと話しが盛り上がる。
ああ、やはり日本の料理はすごい。現地での価格X10だけれど。
世界で一番美味しい国なのだ。感謝!
■□■ ANTENNE □■□
芦屋店 Au Bricoleur 「オ・ブリコルール」
TEL 0797 35 1121
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芦屋市大桝町2−12 クオリア三正1F
宝塚南口店 Opera 「オペラ」
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