それでもやはりお腹は空くのだ

このところ、あまりの強烈な時間の連続で、こころ、ここにあらず。何かおこなわねばと気ばかりが焦る。この一瞬を大切にしなければと。

人口は増え続けるものとして、右肩上がりを続けてきたはずなのに、人類史上はじめての右肩下がりを経験している我々人類。

それでも、やはりお腹はすく。旬の豆ご飯が、炊きあがった。湯気の向こうに幸せがみえる。鼻先を、美味しい香りがかすめては消えてゆく。

「人口減少・超高齢化」という人類初のフェーズに世界の先頭を切って突入していったこの日本で、これより「人間はいかにしてご機嫌で、いきいきと、なおかつ周囲も賦活しながら、みんなで楽しく生きていくことができるのか」とは内田先生の言葉ですが、難しすぎる命題であります。私などが答えを出せるわけもない、日々やれることから。

我社の決算月が近づく。経営者にとって、年度末に成績表を貰うみたいな気持ち。この歳になると、誰も特に何も言わないし、叱られることもないけれど、銀行口座だけは、寡黙に様々なことを語りかけてくる。とはいえ税理士さんや銀行さんや税務署様も目を光らせて、あわてておいでになるかもしれないが。

まずは、この一瞬を大切にだ。