東京便り 2

雨は、なんとか辛抱してくれて今日のお宿に。

宿泊は、虎ノ門の「ホテル オークラ」

晩御飯を何にするか、考えるまもなく内線で電話しました。

「久兵衛ですか?」

あいにくその時刻はいっぱいで、テーブル席なら空いているとのこと。
ですが、寿司はカウンターで握ってもらったやつをそのまま口にほおりこんでもらうくらいでないと。握ったやつを皿で出されても、おいしくないですよね。板さんの手のぬくもりが残っているうちに。切った切身が、どんどん酸化するんだもの。

「30分後なら空くと思います」と若い板さん。折り返し電話をいただけるとのこと。待っている時間が、またいいんですね。

ようやく5分ほど早めに電話ありで、エレベーターに乗り、とことこ1人でカウンターへ。
さすがに込んでいました。でも、板長の真ん前に席が作られていまして、緊張しました。

冬瓜と海老の突き出し(アンキモとどちらか選べます)の後、アオリイカ、赤身、砂カレイ、さんま、煮はまぐり、げそ、海老のおどり・・と一貫ずつ立て続けにいきました。

特にアナゴがうまかった。塩とライムをかけたものと、煮詰めをかけたものを出してくれました。あぶってありまして、素材自体の甘みが溶けるように広がります。あと小イカのげそ、最高でした。少しだけあぶってあり、柔らかい。げそがこんなにおいしいとは。わさびがほどよく効いて、脳天につきぬけます。

シジミのお味噌汁や箸休めに出してくださる茄子の漬物、わかめとミョウガの和えものが絶妙。最後はお約束のかんぴょう巻きと卵で〆ました。

えっ、写真がないって?これにはわけがあるんです。

途中から、海部元首相がご家族とご一緒に来られて、私の右5つ向こうくらいの席に。無粋なことはできませんよね。

ひさびさ大満足。たいへんおいしかったです。
身の程知らずの贅沢をさせていただきました。
ごめんなさい。

■銀座 久兵衛

www.kyubey.jp

東京都中央区銀座8丁目7−6
03-3571-6523

■芦屋 Au Bricoleur (オ・ブリコルール)

TEL 0797 35 1121

http://www.aubricoleur.jp

芦屋市大桝町2−12 クオリア三正1F

■ ANTENNE SUR VOGUE (アントゥンシュールヴォーグ)

TEL 0797 71 7747 (宝塚南口)
   0797 80 0030 (山本)
   079 559 0500 (北神戸 三田)