デュエット2009

高校のとき、同級生で大学時代まで同じバンドをやっていた宝塚の中山寺の坊さんHくんから、ジャズ・ギターを習いにいっている教室(三木楽器主催)の発表会に来て欲しいと頼まれ、大阪は京橋のIMPホールまで行ってきました。

そう。あの探偵ナイトスクープで、「キリンレモンなんて知らない」と訴えていた坊さんです。

さくら夙川駅からJR東西線で京橋へ。道に迷い、通路を走り、ギリギリ滑り込んだ。足がガクガク。

彼が演奏するひとつ前の組の方の演奏途中にようやく席に。37組の中で、8組しか最終ファイナルに残れないそう。3日かけてセミファイナル。その前にも予選会を勝ち抜いての出場らしい。ほとんどの席が埋まり、みんな静かにステージに注目している。審査員もいて厳かな雰囲気。
おっと、かなりマジだぜ、これは。

曲はジャズの名曲「フライミートゥザムーン」

ギター2本で、歌い演奏。ええ歳のおっさんが、たまたま教室で知り合ったパートナーと、一生懸命、何度も何度も練習。緊張して発表会で汗だくになり、懸命に歌い上げ、弾きまくっていましたよ。彼らをそこまで突き動かすものは何なんだろう?

結果はファイナルに残れなかったんですが、満足そうでした。
プロを目指すわけでもなく、生活がかかっているわけでもないのに、ひとつのことに打ち込める幸せ。

私も、自分自身が納得できるまで、やり続け、最後にニヤリと笑いたいものだ。