つらいお別れ

卒業や転居など、この時期、サロンのお客様が「今日で最後なんです」などとおっしゃる。先日も10年ほど担当させていただいていたお客様が、福岡に帰られるとのことで最後のカットをさせていただいた。

出会いがあり、別れあるのが人生だけど、やはりさびしい。スタイルや髪の手入れのことだけでなく、お互いの人となりまで踏み込んでいくせいであろう。

お客様だけでなく、この時期、サロンを卒業していくスタッフもいる。
縁あり全国20万軒以上の美容院の中から、うちのサロンにきてくれたのだから、どの子もかわいい。みんな、なにもできない新卒の状態から育てているのだから。

この3月で、三田店の元店長の東部朋子が退社する運びとなりました。

正直つらい。

彼女とはまる9年間、苦楽をともにしてきた。特に最後の3年間は、三田店立ち上げのために全力でがんばってくれました。

小学生から中学卒業までくらい、いっしょにいるのだから、その成長過程をはっきりみてきているし、覚えています。彼女の一番すごいところは、「人の心の痛みをわかって、思いやれる温かい心をもっている」こと。美容師としてのセンスも素晴らしいが、人をまとめ、元気にする能力は飛び抜けていると思います。

そのことはお客様の支持にも表れています。先日、三田店に行ったときにもバックルームの彼女のロッカーは、置き場がないほどお客様からのプレゼントでいっぱいでした。

ご厚情を賜りましたお客様には、彼女に成り代わりまして厚く、心より御礼申し上げます。

昨年、めでたく同じくスタッフの佐竹孝史と結婚したのですが、出産し素晴らしい家庭を築いていきたいと。彼女の新たな旅立ちを、応援していきたいと思います。

また、機会があれば、ぜひいっしょに働きたい。
そう節に願うスタッフです。
コチ。おつかれさま。

9年間、本当にありがとう!