下の写真は何をしているのかお分かりになりますか?
饅頭を作っている。確かにアンコみたいに見えるかな。
正解は、頭を着物を着るときにアップにするセットの芯になる「トップ」と呼んでいるものです。毛たぶをより合わせたり、重ねて丸めたりして作っていきます。
次の写真でも、ひとつひとつ手作りで着物の着付けの際、体型の補正につかうコットンの板を作っています。
そろそろ世間では、正月気分もぬけて正常な日々に戻りつつありますが、われわれ美容師にとっては、成人式という大きなイベントがすんで初めてお正月が終わったという感じなのです。
最近は毎朝晩、着物の着付けや、アップやメイクのレッスンをしています。
そうやって成人式の準備を繰り返して本番をむかえるのです。
朝の9時までに、何人もの新成人を送り出さねばなりません。
早朝5時から9時までの3〜4時間が勝負です。
文字どうり、時間との戦いです。
限られた時間の間に、一生の思い出になる頭を創る。
その重責をおもい、スタッフは今晩もレッスンをします。