トリックと現実の狭間

ひとは、視覚で物事を判断し、思い込んでしまう確率が高いようだ。

 

TVで、超能力のトリックを暴く番組が放映されていた。

手を使わず、電話帳をめくったり、体にモノを磁石のように張り付けたり、透視したりする自称「超能力者」のトリックを、マジシャンが次々に暴いていく。

それぞれ静電気や汗や糸だったり。

トリックを、自らもマジシャンのジェームズ・ハイドリックなるアメリカ人が解説を交えて暴いていく。なるほどと唸るものばかり。

よくみられる人体切断マジックのタネをお見せしましょう。下のURLをクリックなさってください。

http://youtu.be/0BLrScVPwL8

こんなのだったら、クスッと笑えるし、楽しい。

しかし、その番組のなかにはタネを見破ることができないものも確かにあった。

科学や技術力で解明できない現象の存在を信じていたい気持ちもどこかにある。

みなさんは、嫌な予感がしたら、困った出来事が現実になったり、ウキウキした気持ちになったら、実際にうれしいハプニングが起こったり、第六感が働いて災難を逃れたりしたことはないだろうか?私はある。

将来、それらがすべて解明される日が来ても、ファンタジーを信じていたいのは私だけだろうか。

 

 

クスッと笑えるものをもうひとつ。信じられない現実に直面したひとの表情に注目。そこには、性別も国境もないのだね。

http://youtu.be/9EVQT7QI620