夜になり、冷え込む京都。独特のフォルム、京都タワーが美しい。
5日、ホテル・グランビア京都で行われました「KHA」(KANSAI HAIR DRESSING AWRDS)のファイナルへ行かせていただきました。
メイン会場は、人で溢れ、年々規模の大きくなるコンテストの結果発表です。
うちのサロンからも8名(ジマ、イガ、フナ、ニッシャン、ガッキー、オスキー、ムラッセ、ガッチャン)がエントリー。モデルをヘアメイクして写真での審査。
展示された写真の数々を見ての感想は、回を重ねるごとに、応募も増加、水準が上がり狭き門になっているということ。
モデル選び、ヘアメイク・テクニックと衣装のスタイリング、そしてアイデア、モチーフや発想。平凡なメジャーの域では埋もれてしまう。スタンダードを脱して、エッジギリギリのところでの勝負。エッジからはみ出し、キワモノや非常識の域になるとNGに・・。
「ローマは一日にして成らず」。
美容師に「これで終わり」は存在しない。時代を追いかけ、常に審美眼を自ら養っていく意識が求められる仕事だと。
受賞作品は、それぞれに個性的でメッセージがある。やはり、先に伝えたいイメージありきで、初めて人の心を捉える。今回、選には漏れたけれど、そのプロセスや努力は貴重な経験となり、裏付けとなるにちがいない。8名のメンバー、がんばったね!ほんとうにお疲れさまでした。
明けて6日、月に一度、全店集合しての勉強会。
午前中は、映画鑑賞。選んだのは「ファッションが教えてくれること」。実在のアメリカン・ヴォーグの編集長アナ・ウインターの日常をドキュメンタリーとしてフィルムに収めたもの。
1年のシーズンで最も力を入れる9月号の制作過程を追った内容で、アナの右腕グレースと対立しながらも、互いを尊敬し、切磋琢磨しつつ作り上げていくプロセスに妥協は一切ない。編集長のアナの審美眼を基準に、何度もボツにされて
もプロとしての誇りを失うことなく、期限ある仕事を完成させていく。
ファッションが教えてくれること
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世界の流行は、ミラノやパリのコレクションでショーをするデザイナーが作ると思われがちだが、ヴォーグの編集長アナ・ウインターも多大な影響力を持っている。有名ブランドのデザイナーが、アナの意見を聴きに自らやってくるのだから。ここでも審美眼の構築の重要性を再確認できました。
午後からは、スタッフによる似合わせのテクニックの研究発表とレッスン。サブファのメンバーが、がんばってくれました
最後は、メーカーさんのシビアな内容の講習。
盛りだくさんな内容の勉強会となりました。ガモウさま、デミさま、ありがとうございました。
いつも、お立ち寄りいただき感謝しています。