ダンスというアート

振り乱した髪がビタッと決まる。

そのしなやかな動きや、内側から爆破するごとくに湧き出すエネルギーに呼応して、ヘアーまでがアートする。

たまたまスイッチオンした画面から炸裂する躍動美に釘付けにされた。毎日放送「情熱大陸」で特集されていたのは菅原小春という名のダンサー。ご覧になられた方も多いことかと。一旦、画面をクリック、右下You-Tubeのマークをクリックして大きな画面でご覧ください。(3分30秒、10分20秒、19分20秒あたりをぜひ!)

 

情熱大陸 「ダンサー・菅原小春」

 

強い意志、ほとばしるメッセージを感じさせる、どのジャンルに属さない独自のダンス・スタイル。指先のかすかな動きにさえ徹底的にこだわる。

 

国境・言葉・文化の壁を越えてダンスを志す、たくさんの若者たちを魅了してしまうことこそ本物の証に違いない。You-tubeでの動画が話題となり、その名が知れわたり、CMをはじめとして様々な場に活動の場を広げ、メジャーな世界へという流れもそれを裏付ける。

 

「ダンスをアートとして、スポーツとしてとらえてほしい。ダンスという表現の幅を広げていける人になって、ダンサーの地位を高めたい」という言葉の裏に、自信と自らへの強い使命感のようなものを感じます。期限を切り、あと5年したら、きっぱりダンスの世界から身を引くと言ってのける潔さ。

 

天命というと大げさに聞こえるかもしれませんが、そういった無垢で、純粋で恐れを知らない意思がまわりを突き動かす。命をかけているという感じ。

 

久しく忘れてかけていたワクワク感を感じる時間でした。