夙川・苦楽園あたりにはコーヒー豆を売っているお店がたくさんあります。
そのなかでも、スペシャリティなコーヒー豆を扱っているお店は本当に少ない。
スペシャルティコーヒーとは、最高級のコーヒーの格付けで世界のコーヒー総生産量の10%程度の流通量しかありません。
風味に嫌な雑味が無く、後味の良いのが特長です。スペシャリティコーヒー豆は、栽培に当たる生産地や生産農家の熱い想いで実現する貴重な豆なのです。
そんな貴重なコーヒーを求めて、向かった先は苦楽園サニーガーデンの「三ッ豆珈琲」。
オーナーでもあるお兄さんが、素敵な笑顔で豆を丁寧に挽いてくださり、空気を抜いてパッキングしてくださいます。
最近、エチオピアのモカを買っていましたが、この日はブラジルのものにしました。
沸騰したお湯を、少しずつ回し淹れるのですが、お兄さんのお話だと83°くらいが一番良いそう。濃く出過ぎるので、ぐらぐら沸騰し過ぎもよくないみたい。白いクリーム状の泡立ちが出るようにドリップするのが良いそうです。なるほど。
あたりを包むアロマ。後味スッキリのブラック・コーヒーのお供には、甘いもの。三ツ豆さんのお向かいの「ジベルニィ」さんで、新作の「ソルティレージュ」という美しいケーキを購入。
たいへん上品なお味。何層にも違ったお味のクリームが重なって重厚で押さえた甘さがコーヒーを引立たせます。
そろそろ、アイスコーヒーが恋しくなる季節ですが、淹れ立てのコーヒーアロマに酔いしれる午後は、とてもスペシャルな時間になりますね。
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