JR大阪駅前の景色が一変して、道に迷う感じ。元JR操車場の跡地にも、続々と高層ビルが建ち並ぶのだろう。
宝塚でも、宝塚ファミリーランド跡地が、また更地になりビルが建設中。
これって正解なんだろうか。
かつてはアメリカの自動車産業の拠点であり、世界的な工業都市であったデトロイト市ですが、今では経済破綻した影響で都市が丸ごと廃墟になっています。
デトロイト市の負債総額は180億ドル(約1.8兆円)に達しており、アメリカの自治体では史上最大。その影響で、警察だけではなく、街灯などの基礎的なインフラも未整備状態となり、そこら中に廃墟が点在しているような状態。人口もピーク時の63%に減少し、廃墟家屋は約8万件とも言われています。想像できなませんね。
実際の現地映像などを見てみると、世紀末物の映画で見るような光景が広がっており、文字通りのゴーストタウンです。人口が減っているのに失業者は増え、学校などの施設が次々と廃墟になっているデトロイト市は、悲劇としか言いようがありません。
デトロイト市を、無線で飛ばせる小型ヘリで撮影した映像を見つけました。やや美しく編集してある感がしますが。
Detroit Mix FPV
産業構造や社会、時代の移り変わりの変化で生じる悲劇は、デトロイト市だけではありません。中国の上海や北京の郊外では、購入者や入居者が決まらぬままのマンション群が、たくさん放置されています。
日本でも予備校の最大手、代々木ゼミナールが予備校事業を縮小して、事業形態を変えてしまうというニュースはご存知かと。
世界のトップを走る高齢化と少子化の国、日本。
高校から大学進学は浪人せずとも全員合格の時代に突入し、浪人生がいなくなっているのですから・・。
近い未来をみつめて、身近な地域、日本の社会を考えないといけない時代です。