「負けしろ」のある国、日本

予定よりかなり早く、午前4時に起床。

 

ワンコと散歩し、仕度をして御影住吉、久々の朝稽古。

半身からの技の展開。

身体が動くか心配であったが、なんとか動いてくれた。

 

 

内田樹師範が、世界中の武道を学んでこられた中国韓氏意拳の達人、光岡英稔師範から聞かれたエピソードが印象に残る。

 

 

フィリピンに「カリ」、インドネシアに、「シラット」とという短刀を使う武術があります。

商店で、少年が買い物をしお金を支払おうとした瞬間、後ろを振り向いて、うしろから襲ってきた男の首を短刀で切り落とした。(荒天の武学 p171参照 集英社新書)

 

不測の事態は、突然やってくる。

 

その際に、いかに身を処するのか・・。

 

 

こういう生々しい武道の話を書きますと、内田先生のことを勘違いされる方がおられますといけません。

 

雑誌「GQ」6月号に掲載された人生相談を、ぜひご一読ください。

こちらからご覧になれます ↓

http://blog.tatsuru.com/

 

 

そのあと、三宅接骨医院を経て、宝塚南口OPERAで一年生の勉強会。

 

一年生の諸君は、先日の旅行に同行していないので、ベトナムという国の歴史と、現地の生活から、この日本がいかに素晴らしい国かをお話させていただいた。

 

 

先日のブログ「喧騒の街 ホーチミン4」で書かせていただいたレストラン「フォー・コー」で食事を済ませ、いい気持ちで、みんなで集合写真を撮ろうとしたとき、私のもとへ小学生くらい、白い、日本のステテコのような服を着た女の子が突然あらわれた。

 

「ガム、ガム、1ドル」と物売りに来たのだ。たくさんのスタッフが周りにいるなか、真っ先に私のもとへ・・。真っすぐに私の目を見て、つぶやく彼女の眼光の凄み。もちろん、笑顔で固辞しましたが。

 

生きることをかけた、少女のその臭覚と行動力。

 

 

生まれたときから、恵まれた日本で育った子達に、いま、おかれた状況のありがたさをリアルに分かれといっても無理がある。

 

どのくらい理解していただけたかは疑問ですが・・。

 

 

◆ 荒天の武学 (集英社新書)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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