怒濤のドミノ

いまだ、津波のごとくにドミノは倒れ続けている・・

 

 

 

 20年ほど前、ドミノがひとつ倒れてから、それが何列も、何百列、何千列と無数に広がり、今もなおドミノ倒しが続いています。

インターネットというドミノが、世界を覆い尽くし、すべての分野での常識を塗り替え、覆していくさまが、頭の中に浮かばれるでしょうか。

 

 

一例は、米国の四天王(Google、Apple、Amazon、Facebook)などが、日本といわず世界の市場を席巻し、それこそ市場を根本的に変革している途上であること。

 

 

さらに、ごく身近な話でいいますと、カード決済端末。

 

 

カード端末とは、買い物をカード払いにする際に、磁気カードで情報を読みとり、サイン、暗証番号で決済をするおなじみの機械のことです。

公共料金、銀行や商店、病院、レストランや美容院、鉄道をはじめとした交通機関まで現金を持たず、カード支払いだけでも、十分生活できる世の中に。

 

アメリカに追随して、カード社会になって久しいですが、従来、VISA、JCB、アメックス、ダイナースなどのクレジットカードでの支払いにおいて、店舗側が支払う各社の手数料は、一律5%でした。

長年の信用や取り引き額により、多少は割り引かれる時期を経て、そのリミッターの壁が完全に壊されつつあります。

 

Squre、JMS、Paypal、インターネット通販・楽天スマートペイなどをはじめとする数社の参入により・・死守してきたJCBでさえも、その牙城が崩れた。

アンドロイド、iPhoneなどのイヤフォンジャックに差して、カードを通すだけでカードの決済が可能。

あのAPPLEストアでも、同じ端末が使われているのです。

 

 

 

 

たった0.1%の違いでも、取引額にもよりますが、当然、年間にすると何万、何十万と利益に差が出ます。

5 %から、一気に  3.24%に。

加えて、翌日に決済という好条件。

 

つまり、二週間(15日・月末)というタイムラグがなくなる。ほぼ現金商売とかわらなくなるわけです。

 

簡単・便利という大義名分のもとに、すべての物の価値の下落し、様々な分野、業界で、同じようなブレイクスルーが…止まらない。

 

二律背反の構図には、いつ、どのあたりで歯止めがかかるのだろう。

社会構造自体が、逆転し、崩壊するまで続くのだろうか。