TVで、素人の若者が唄の旨さを競い合うオーディション番組をやっていた。
出場しているのは、10〜13歳くらいの女の子中心。どの子もいずれ劣らぬ恐ろしいほどの歌唱力。英語の歌詞もなんのその。プロ顔負けの唄を披露する。両親もスタジオに駆けつけ、 家族で応援。
週末、我がサロンの若いアシスタントからメールが届く。
「次の練習日に、試験を受けさせてください!」
日々練習して、懸命に前に進もうと、営業後に遅くまで頑張っていることをよく知っています。
自分の好きな分野で、自分を表現するため、成功するため全精力を傾けて頑張っている姿。
ほんとうに素晴らしいと思う・・・。
閑話休題。
誰もが一度は通る、社会の厳しい現実が分かりかけるプロセス。子供でもなく、自立した大人でもない存在。
小さなコミュニティのなかで、実力者でも、実社会では無力で経済力もなく、確かなものは何もない。目前の欲望にただ忠実な若者たち。
5年後、10年後も平和な日本が存続し続けると、信じて疑わない。戦争なんて、ゲームやアニメの中だけの出来事。何度でもリセットが可能と信じている。
あまりに永く平和を享受し過ぎたこの国で。
お隣の国では、国の将来、自分たちの未来を憂いて、立法院で座り込みを続ける若者たちがいる。
寒空の中、雨の中、メディアの冷笑の中、暴民とまでよばれても、座り続けてる。
それは、ただただ、台湾という国の為に。
彼らの抗争は、自国台湾を愛しているという意思からの行動。
http://taiwansokuhou.blog.jp/archives/4670333.html
平和憲法の拡大解釈、改憲に際して、身を呈して国や家族のために行動を起こせる若者が、この国に何人いるのだろうか・・・と。